春先から東南アジアより飛来し、日本の建物や民家の軒下に巣を作る渡り鳥、ツバメ。
雛に一生懸命親鳥が餌を運ぶ姿は見ていてとても和みますが、その一方でフン害などに悩まされている人も多くいます。
実はツバメの巣を壊すと違法になることがあるので注意が必要です。
なるべく巣を作らせない3つの方法についてまとめました。
ツバメの巣を壊すのが違法な理由
結論から言うと、巣を壊すこと自体は違反にあたりませんが、卵や雛がいる巣を壊すのは鳥獣保護法違反になります。
つまり、ツバメの巣を壊すことで、卵や雛の命を奪う結果になる場合が違法になるということです。
子育てが終わり、雛たちが巣立ったあとの巣や、子育てが始まる前の作りかけの巣を壊したり撤去するのは問題ありません。
ツバメの巣を作らせない3つの方法
- 天敵のおもちゃを飾る
- 紐を垂らす
- 天敵の声を流す
ツバメが巣を作る場所を決めるポイントとして、外敵が少ない、安全な場所であるということです。
したがってツバメの巣を作らせないためには、ツバメが子育てに適した環境ではないと認識させることが必要です。
それでは、ツバメに巣を作らせない3つの方法を紹介していきます。
天敵のおもちゃを飾る
窓枠のうえにおもちゃのへび。数日前からここに巣を作ろうとツバメがうろちょろしてて、対策として父が置いたところさっそく効果あり。驚いてます。 pic.twitter.com/YGh6hAHZVL
— ようこ (@lotusT8) 2017年7月16日
ツバメに巣を作らせない対策として一番手軽にできるのが「ツバメの天敵のおもちゃを飾る」ことです。
ツバメの天敵はヘビ、野良猫、カラス、フクロウなどです。
これらのおもちゃを巣を作りそうな場所や、巣から見えそうな場所に設置することで、ツバメは危機感を感じて巣を作らなくなります。
ツバメ対策の商品はホームセンターなどで販売されていますが、100円均一ショップにあるようなヘビのおもちゃで十分代用可能です。
紐を垂らす
ツバメが巣を作っている場所の周辺に紐を数本ぶら下げると、天敵にみえたり、子育てしにくいと認識して巣を作らなくなります。
使用する紐の種類はどれでも効果がありますが、紐の先にCDなどをつけると、CDの光が天敵の目に見えるため、より効果的です。
天敵の声を流す
ツバメの天敵であるカラスやネコの鳴き声を流すことで、警戒心を抱かせ、巣を作らなくさせる効果があります。
ツバメの活動時間帯である日中に流す（夜は活動しないため流す必要はありません）と効果がありますが、音量によっては周囲への騒音迷惑にならないように気をつける必要があります。
ツバメが巣を作ると縁起が良い
家の駐車場にツバメが
巣を作ろうとしています☺️ツバメが巣を作るって
縁起が良いって言われてたようなだからツバメが巣を作ったら
写メ撮ってまたツイートしたいと
思います✨幸せなことあったらいいなぁ〜 pic.twitter.com/ToJcCByGLS
— 肇さん☆もなこチワワTVもなこ団 (@G3bhjt4nNL1rcb7) 2018年5月22日
ツバメの巣はフン害などの悪影響がありますが、実はツバメが巣を作ると縁起が良いとも言われています。
ツバメは外敵から身を守るために人通りが多いにぎやかな場所に巣を作るので、その家は繁栄し、お金持ちになると古くから言われています。
その他に、ツバメは沢山フンを落とすため、 運が付いて縁起がよいという言い伝えもあります。
ツバメの巣を壊すと違法！巣を作らせない3つの方法！まとめ
- 子育て中のツバメの巣を壊すことは鳥獣保護法違反になります。
- 子育てが終わった、ツバメが不在の巣は撤去しても問題ありません。
- 天敵のおもちゃを置く、紐を垂らす、天敵の声を流すことで巣作りを諦めさせる効果があります
- ツバメの巣はフン害がある一方、縁起が良いという言い伝えがあります
今回はツバメの巣を撤去するタイミングと、巣を作らせない方法（対策）をまとめました。
ツバメの子育てはみていてほほえましくなりますが、フン害がひどい場合は対策をせざるを得ません。
ツバメに直接危害を与えないように、ツバメのほうから巣作りを避けてもらう工夫をしましょう。
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