インコを飼っている家庭に赤ちゃんがやってくる、また赤ちゃんがいる家庭にインコがやってくるということは珍しいことではありません。
赤ちゃんに病気が移ったらどうしよう、一緒に暮らして大丈夫?と不安になっている人も多いと思います。
インコと赤ちゃんが一緒に暮らすために知っておきたいこと、良いことと注意点をまとめてみました。
インコと赤ちゃんが一緒に暮らす時の注意点
- 羽毛を吸い込むことでの呼吸器疾患
- インコアレルギー/鳥アレルギー
- オウム病
- 噛み付き、引っかき事故
インコと赤ちゃんが一緒に暮らす際に起こりうるデメリット、注意点としてこれらのものがあります。
それぞれ詳細を解説していきます。
羽毛を吸い込むことでの呼吸器疾患
インコの羽毛はとても細かく、羽毛とはっきりわかるサイズから、粉状の羽毛のような小さなサイズがあります。
特に粉状の羽毛は呼吸器疾患を起こす可能性があり、特に呼吸器が弱い赤ちゃんとの同居の場合は医師に相談の上、別室にする(特に寝室にインコを入れない)など徹底する必要があるでしょう。
空気清浄機を常時稼動させ、こまめに掃除して羽毛が舞わないように管理する必要があります。
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正式名称「鳥関連過敏性肺炎」といいます。
インコの細かい羽毛、フケ、排泄物などを吸い込むことでおこります。
風邪や肺炎ににた咳や微熱などが出るため、鳥アレルギーと診断されることは稀です。
赤ちゃんの咳が止まらない、微熱が続くといった場合は医師に受信した際に「インコを飼育している」ことを伝えましょう。
オウム病
オウム病は、オウム病にかかっている鳥の排泄物などから人に感染する病気です(人畜共通感染症)。
感染すると、咳、発熱といった風邪ににた症状を引き起こします。
重症化する例もありますので、抵抗力のない赤ちゃんや高齢者との接触には十分気をつけてください。
オウム病の人への感染は、ほとんどの場合がインコとの誤った接し方、過度なスキンシップ、不衛生な飼育が原因とされています。
噛み付き、引っかき事故
インコにとって赤ちゃんは、予測不可能な行動をする存在で、「怖い、不安」な気持ちにさせると言われています。
赤ちゃんの突発的な動きに驚いて噛んでしまう、引っかいてしまうといった事故はとても多く、特に中型~大型インコになると流血してしまうことも避けられません。
飼い主(赤ちゃんの親)がインコと赤ちゃんから目を離さないことが一番の予防法です。
インコと赤ちゃんの同居で守ってほしいこと
インコと赤ちゃんとの同居で守るべきことは「インコと赤ちゃんから目を離さない」「寝室にインコのケージを置かない」「こまめに掃除をして室内の空気をきれいに保つ」ことです。
インコと生活する以上、羽毛が空気中を飛んでしまうことを100%防ぐことはできません。
こまめな掃除と空気清浄機できれいな室内空気を保つことです。
また、寝室にインコのケージを置くと就寝中にインコの羽毛を吸い込むことになり、呼吸器を痛めてしまう原因になります。
インコと赤ちゃんが楽しく毎日一緒に暮らすためには大人である飼い主がきちんと管理することが重要なのです。
インコと赤ちゃんが一緒に暮らす上でのメリット
インコと人が暮らすことで、癒し効果や幸せな気持ちになるのはもちろんのこと、赤ちゃんのころからインコと暮らすことで、動物に対していたわる心、優しさを自然とはぐくむことができます。
自分より弱い生き物、小さい生き物を優しく扱う、いたわりの気持ちを持つことは人としてとても大切なことなのです。
インコとのスキンシップも忘れずに行いましょう
赤ちゃんがやってきたことで、赤ちゃん中心の生活になってしまうことは当然のことです。
しかし、それまで家族を癒していたインコをあまりにもないがしろにすることはあってはいけません。
インコはとても賢い動物なので、赤ちゃんがやってきたことで、飼い主の愛情が自分に向かなくなったことを察します。
1日1回30分~の放鳥、スキンシップはできる限り欠かさず行うようにしてください。
インコと赤ちゃんが一緒に暮らすために知っておきたい飼い方まとめ
インコと赤ちゃんとの同居については、いろんな意見があると思います。
一番気になるのは「病気が移りはしないか」「感染症は大丈夫なの?」ということです。
赤ちゃんは免疫力が低いため、心配になってしまうのは当然です。
確かに人畜共通感染症は存在しますが、飼い主がきちんと衛生面中心に管理していればほとんど心配することはありません。
しっかり管理すれば赤ちゃんにとっても情操教育にもなり多くのメリットがあります。
間違っても赤ちゃんが生まれたからインコを手放す、捨てるといった行為は絶対にやめてください。
インコと赤ちゃんが安全で幸せな同居生活をスタートできることを応援しています。
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