インコが命の危険に晒されるとき、どういった状況や原因があるのでしょうか。
今回はインコが急死してしまう原因を10点紹介します。
身近なところにありますので、必ずチェックしてください。
1.事故(踏んだ、挟んだ等)
放鳥時近くにいるのを忘れて立ち上がった拍子に踏んでしまった
毛布の下にもぐりこんでいるのに気づかず座ってしまった
ついてきているのに気づかずドアで挟んでしまった
こういった事故による急死がインコは非常に多いです。
放鳥中はインコの位置を目で常に確認すること、布や毛布などもぐりこみやすいものは撤去することを徹底しましょう。
2.ショック死
光や音に驚いた、急に外的衝撃を受けたなど、強いストレスや負荷がかかった場合、ショック死してしまうことがあります。
クラクションの音や光におどろいてショック死した報告があるほか、夏場では花火の音、梅雨時期は雷の音に驚いて急死してしまったというケースがあります。
特にオカメインコはパニックになりやすいので注意が必要です。
3.アロマディフューザー
女性を中心に人気のあるアロマは香料がインコにとって猛毒です。
成分によっては急死してしまうことがあります。
インコを飼育している家庭でアロマを炊くことは非常に危険なのです。
4.栄養不足(えさ不足)
えさ不足による栄養不足での急死は雛に多い原因です。
生後数日~1ヶ月までの雛は成長速度が非常に速いため、2~3時間おきに挿し餌をおなかいっぱい与えなければいけません。
半日以上時間があいたりすると栄養が不足し死に至ってしまいます。
5.てんかんなどの神経疾患
てんかんなどの脳神経の疾患は脳がイレギュラーな動きをすることで発症します。
発作を繰り返すことで脳も身体も疲弊し、心臓が弱ることで急死へとつながってしまいます。
6.急性中毒
ネギ類、アボカド、その他人間の食べ物はインコは重大な中毒を起こしてしまいます。
ほんの一口、ひとかけらで急死してしまいます。
インコに与えてはいけない食べ物は飼育前に必ず飼い主さんのほうで把握しておく必要があります。
口にしてからでは遅いのです。
7.同居鳥からのいじめ
新しくインコを迎えたとき、きちんと相性を確認せずに同じケージで飼育するとけんかしてしまうことがあります。
特にコザクラインコなどの中型インコは相手が落鳥するまでつついてしまう傾向にあるようです。
その結果いじめられてしまい、短時間の間に亡くなってしまうこともあります。
相性を確認せずに同じケージで飼育しないこと(基本的に別ケージでの飼育をおすすめします)、放鳥中はいじめられてないかよく確認しましょう。
8.低体温症
冬の夜にケージに布をかけなかったことが原因で、ケージの中に冷気が吹き込み低体温症から凍死してしまうことがあります。
冬場の冷気は一晩でインコを死に至らしめる危険なものです。
9.熱中症
夏場や高温の室内に晒されることでインコの体温が急上昇し、ふらつきやハアハアと荒い息をするようになります。
この状態を熱中症といい、ひどくなると痙攣などを起こして急死します。
日光浴などでも発症しますので、日光浴中はインコのそばを絶対に離れないようにしましょう。
10.野良猫、カラス、他のペットなどの外敵も襲われる
日光浴中に目を離してしまい、野良猫やカラスなどの外敵に襲われてしまったという報告が年に1~2例ほどあります。
特に猫はペットの猫が急に襲ったというケースもありますので、普段人によく慣れているからといって、別の種類のペットと面会させるのは止めましょう。
仮に襲われなくても、天敵が目の前にいるだけでインコにとっては大きなストレスです。
インコが急死してしまう原因10選。アロマ等身近なものが多い!まとめ
いかがでしたでしょうか。
インコが急死してしまう原因を挙げてみました。
急病など不可抗力のものもありますが、飼い主さんで予防、対策ができるものもあります。
特に低体温症、熱中症、ペットに襲われてしまうこと、中毒は飼い主さんで防止できるはずです。
日ごろから愛鳥をよく観察し、防止できるものはしっかり防止してあげてください。
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