おっとり穏やかほっぺた赤丸のオカメインコ、飼い主ラブでとことん尽くす愛らしさが人気のコザクラインコ。
同じ中型インコで、飼育方法や生体価格の近さから一緒に飼育したいという人はとても多いです。
しかし、オカメインコとコザクラインコの安易な同居は思わぬ事故を招く可能性が高いので注意が必要です。
今回はオカメインコとコザクラインコの同居について解説します。
オカメインコの性格
オカメインコはとても穏やかで優しい平和主義を地でいくような性格です。
ケンカするようなことはまったくと言っていいほどなく、自分より小さな鳥にもいじめられます。
臆病な性質で急な動きや光、音にはパニックになってしまう一面があります。
このようにオカメインコはインコの中でもかなり臆病な種類なので、飼育するときは驚かせたりしない、怖がらせないことが大切です。
コザクラインコの性格
コザクラインコは別名ラブバードと言われ、大好きな飼い主さんにべったりになることで人気があります。
愛情を注ぐ対象には従順で愛らしいしぐさをみせてくれるのですが、知らない人や他の鳥に対しては強い攻撃性をみせることがあります。
特に飼い主(愛情の対象)への独占欲と、嫉妬がとても強く、飼い主がスマホをいじっているとスマホに攻撃するくらいです。
噛む力もとても強いので、扱いになれていない人は注意しましょう。
同居は可能?
結論から言うと、同じケージで一緒に飼う意味での同居はやめたほうがいいでしょう。
性格的にキツいところがどうしてもあるコザクラインコがオカメインコにケンカを仕掛けることが多く、オカメインコは大怪我は免れません。
基本的には別々のケージで飼育するようにし、放鳥時に飼い主さんの管理の下で一緒に遊ばせてあげるほうが安全でしょう。
放鳥中にケンカや追い回しているようなことがあった場合は、一度両方をケージに入れ、片方ずつ放鳥するようにしてください。
また、どんなに普段から仲良くても、換羽時期や繁殖期のイライラで攻撃的になる場合があります。
留守番中にケージで大ゲンカしてケガをしていたら取り返しがつきません。
まとめ
- オカメインコは穏やかでおっとりし、ケンカを好みません。
- コザクラインコは愛情を一心に注ぐ反面、他の人や鳥にそっけなかったり、キツい当たりをすることがあります。
- オカメインコとコザクラインコを同じケージで飼育することはケンカによるケガの可能性が高いため危険です。
- 基本的に別々のケージで生活し、放鳥時のみ一緒にさせるほうが良いでしょう。
オカメインコは臆病すぎる点、コザクラインコは愛情を向けた以外の対象への攻撃性がやや高い点が心配です。
同一ケージでの飼育は控え、放鳥時に一緒に遊ばせるようにしましょう。
どちらか片方がこわがる、いじめられる場合は同時放鳥をとりやめ、しばらく片方ずつ放鳥して様子をみてください。
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