オカメインコが頭に乗ることは決して珍しくありませんが、できればやめてほしいですよね。
頭の上にフンをされてしまったり、髪に足が絡んで骨折する可能性があります。
それだけでなく、わがままな性格になってしまうというリスクも実はあるのです。
今回オカメインコが頭に乗るのをやめさせる方法を紹介します。本当にこれだけで改善されます!
頭に乗る心理
オカメインコが頭に乗る理由、心理として考えられるものは以下のものがあります。
- 飼い主よりえらいと思っている。
- 飼い主に対し発情している。
- 高い所にとまりたいという本能。
鳥の世界では、立場が上の鳥であるほど、より木の上のほうにとまる習性があります。
そのため、飼い主さんより高い目線の上にいる時間が長いと、飼い主よりえらいと勘違いしてしまい、わがままになったり、気に入らないと噛むようになってしまうことがあります。
そういった可能性を減らすためにも、飼い主の目線より高くなる、頭にのせることは避けたほうが良いでしょう。
飼い主に対して発情し続けることも、体力を消耗してしまう原因になりますので、あわせて対策が必要です。
やっちゃだめ!間違ったしつけ
- 大きな声で叱る。
- 手に乗せかえて叱る。
- たたく。羽根や足をひっぱる。
オカメインコのしつけの注意点として「なぜ叱られているのか理解できないやり方はNG」ということです。
間違ったしつけをすることで、しつけの効果が見込めないばかりでなく、悪化してしまったり、信頼関係を壊してしまう可能性があります。
大きな声で叱る。
大きな声でしかるのは、オカメインコにとって実は喜ばれている可能性が高いです。
鳥は仲間内で大きな声で合図したりやりとりしたりします。
そのため、大きな声で叱ると「飼い主が反応してくれた!私とやりとりしてくれた!嬉しい、もっとやろう!」と喜んでしまうのです。
その結果、更に積極的に頭の上に乗ってしまうようになってしまうでしょう。
手に乗せかえて叱る。
頭に乗っているオカメインコを手に乗せかえて叱ると、「手に乗る=叱られる前準備」と思い、手を嫌ってしまうようになります。
インコは叱られる直前の行動を関連付けて学習するため、頭に乗る→手に乗る→【叱る】の直前の「手に乗る」ことを関連付けてしまうのです。
その結果、手に乗ると叱られてしまうと学習し、手を嫌ってしまいます。
たたく。羽根や足をひっぱる。
当然ですが、叩くなどの体罰は厳禁です。
たたく、ひっぱるといった体罰は、しつけにならないばかりではなく、それまでの信頼関係も完全に崩れてしまいます。
そういったときは、しつけを中断して愛鳥をケージに戻して自身をクールダウンしましょう。
頭に乗るのをやめさせる方法
オカメインコが頭にのるのをやめさせるポイントとして、オカメインコに「頭にとまりにくい、頭に乗ると楽しくないことが起こる」と思わせることです。
頭にとまることで何らかの不快感を得るようにすることで、頭に乗る頻度を減らしていきます。
具体的な方法として、頭にとまったらジャンプする、ぐらぐら揺れるのがおすすめです。
これを繰り返すことで、「頭にとまるのは不安定で落ち着かない」と感じ、頭にとまるのを嫌がるようになります。
オカメインコと目をあわせながら行うと、「この人が私に不快感を与えている!」と嫌われてしまいます。
手に乗せている時はゆれないように安定させ、おやつをあげて「手に乗ったね~いいこだね~」と沢山ほめてあげましょう。
こうすることで「手に乗るといいことが起こる」と覚え、手に乗ることを好むようになってくれます。
まとめ
- オカメインコが頭に乗ることは珍しくありませんが、飼い主さんとの立場を誤解する可能性があります。
- 大声で叱ったり、叩いたりというしつけはインコには効果がなく、信頼関係を崩しかねないので絶対にやめましょう。
- 頭に乗ったときジャンプする、ぐらぐら揺れるのを繰り返すと、インコは安定せずに頭に乗りたがらなくなります。
オカメインコが飼い主の頭に乗ることは珍しいことではなく、「頭に乗るのが可愛い♪」と思う飼い主さんも多いことでしょう。
しかし、立場を誤解しやすく、ワガママ化するリスクが多少あることや、髪の毛にひっかかって怪我をしてしまうことを考えるとやめさせたほうが良いです。
ジャンプしたり、ぐらぐら揺れるだけで信頼関係を壊さずに安全にしつけられますので、是非今回紹介した方法を実行してみてください。
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