オカメインコの換羽は感情を表す重要な部分です。
冠羽の状態によってオカメインコがどういう状態か、また必要に応じて対応をとらなければいけないときがあります。
今回はオカメインコの冠羽が立ちっぱなしの理由と抜ける時の注意点を解説します。
オカメインコの冠羽の役割
オカメインコの換羽は感情を表すといわれている羽根で、一般的には下記のような感情を表します。
- 驚き、不安
- 警戒
- リラックスしている
驚き、不安
物音や光に驚いたり、新しい環境におかれ、不安な気持ちがあると、換羽は完全に立った状態になります。
目も見開いていることが多く、緊張している状態が伝わってくるでしょう。
特にお迎え後数日や、今までみたことが無い人、物音を感じることでこのようになります。
換羽が立ちっぱなしの状態は強い緊張、ストレスを長時間受けているということなので、早急に対処しなければいけません。
環境に慣れるまでそっとしておくこと、むやみにオカメインコを驚かせたりしないようにしましょう。
警戒
周囲を警戒している、何か不安で落ち着かないときは冠羽を少し立てます。
角度的には45度~60度くらいです。
何に不安を感じているのか、不安要素を確認し、取り除いてあげましょう。
リラックスしている
安心し穏やかにリラックスしているときは冠羽が寝ています。
特に飼い主さんが視界に入って嬉しい!遊んで欲しい!といったときも冠羽がペタっと寝ます。
「オカメパニック」に注意!
オカメインコは非常に臆病で、人からしたらなんでもないようなわずかな刺激に驚いてしまいます。
このときパニックになり、暴れまわってしまうことを「オカメパニック」と呼びます。
ケージ内を激しく飛び回り、時には止まり木や餌入れなどにぶつかって怪我をしてしまうことがあります。
どうしてこのような状態になるのかは解明されていませんが、オカメインコの臆病な性質に由来するものといわれています。
オカメパニック詳細と対処法はこちらに記載しておりますのでチェックしてみてください。
check!オカメインコのオカメパニックの対処法、出血したときの対策
オカメインコの冠羽が抜けるときの注意点
オカメインコの冠羽が抜ける時はほとんどの場合が、換羽(季節に応じて羽根が生えかわること)によるものが大きいです。
冠羽は目立つ羽根なので、抜けてしまうと心配になってしまいますが、自然な現象なので心配要りません。
しかし、2ヶ月以上冠羽が生えてこない、生えた羽根の形がおかしい、といった場合は何らかの病気の可能性がありますので、必ず病院に連れて行くようにしましょう。
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