嘴から体全体まで真っ赤な鳥、アカショウビンは「火の鳥」とも呼ばれる鳥です。
実はカワセミの仲間で、独特の鳴き声が特徴です。
今回はアカショウビンの生息地/分布/鳴き声/特徴について紹介します。
アカショウビンの特徴/分布
アカショウビンは頭から尾羽にかけて真っ赤な外見が特徴のハトよりやや小ぶりの鳥です。
森林に生息し、人里にはほとんど下りてきません。
日本では6~7月に夏鳥として飛来してきます。
沖縄が有数の繁殖地となっています。
フィギュアや切手にもなっているので、名前は知らなかったけど真っ赤な鳥ということで見たことある人もいるのではないでしょうか。
沖縄県竹富町の「町の鳥」になっています。
アカショウビンの鳴き声
アカショウビンの鳴き声は「キュロロロ…」とやや高めかつ、尻下がりの調子の響く声です。
主にオスが鳴きます。
この鳴き声は野鳥の中でも聞き分けやすく、人気があります。
詳細をご存知の方がいらっしゃいましたら、管理人までご一報下さい・゚・(ノД`;)・゚・
アカショウビンの生態、食性
森林に生息し、単独または、オスメスのつがいで生活しています。
食性は主に魚やカエル、セミやバッタ、虫類といった動物食です。
太い嘴(くちばし)で、木に穴をあけて巣を作りますが、キツツキほどの力は無いため、朽木やキツツキが使っていた巣を利用したりします。
アカショウビンの亜種(仲間)
アカショウビンの仲間に、リュウキュウアカショウビン(学名Halcyon coromanda bangsi)がいます。
沖縄や南西諸島に飛来する鳥で、アカショウビンと比べるとやや背中が紫色っぽいのが特徴です。
アカショウビンの伝説
アカショウビンはその真っ赤な体と、梅雨時期に良く鳴くことから、雨乞い鳥とも呼ばれ、いろいろな伝説が伝えられました。
「アカショウビンは水が欲しいと空に向かって鳴いている。それは悪いことをして水を飲めない罰を与えられ、水ほしさに雨乞いをしている。」
「アカショウビンは、実はカワセミが火事にあい、水がなくて体が焼けて赤くなった姿だ。」
「火事で死んだ娘の生まれかわりで、水恋し、水恋しと泣いている。」
どれもその真っ赤な姿に神秘さと美しさ、畏敬の念を抱いた昔の人たちが伝えてきた伝説です。
むかし図鑑で読んだっきりだからうろおぼえなんだけど、アカショウビンさんには色んな伝説があるらしいのよね。
「火事で死んだ子供の生まれ変わり」とか、「悪いことをして水が飲めなくなって~」とか。もう少し心穏やかな伝説にしてあげてほしいです('ω')— 鈴原やきとり (@riaruu) 2016年9月25日
水恋鳥の伝説は知っているかな? アカショウビンっていう真っ赤な鳥がいるのだけど、雨を恋しがって鳴くと言われているんだ。ただしそれがどうしてなのかは諸説あって、悪いことした人が鳥に変えられてしまったけど、水面に映る自分が炎みたいで怖くて水が飲めず、雨を待っているとか、色々だよ。
— 笹鵲ヤカ (@sasakkachi_bot) 2014年5月23日
アカショウビンの生息地/分布/鳴き声/特徴について。まとめ
- アカショウビンは別名火の鳥と呼ばれる全身真っ赤な鳥。
- 透き通る優しい鳴き声が特徴です。
- オスメスのつがいで行動し、仲が良いことでも知られています。
- 外見から雌雄の判別は困難です。
アカショウビンは夏に日本にやってくる渡り鳥です。
日本で飛来する場所は限られていますが、その真っ赤な姿は一度みるとハッとする美しさです。
沖縄の観光地近くの林で偶然見かけたとき本当に感動しました。
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