ちょっと目を離した隙に大切な愛鳥が偸まれてしまった、という話を何度か耳にしたことがあると思います。
室内飼育のインコの盗難の状況、そしてその目的は何なのでしょうか。
盗難が多く報告されている場所や対処法まで一気にまとめてみましたのでできる対策をしておきましょう!
インコが盗難される目的や理由
インコが盗難される目的や理由としてどのようなものが挙げられるのでしょうか。
実際に起こった盗難事例から挙がった目的をみていきましょう。
1.珍しいインコだったから
あなたのインコが滅多にみかけないようなインコだった場合、ものめずらしさに「欲しい!ああいう動物飼ってみたい!」と盗難に走ってしまうことがあるようです。
実例としては白色インコ、ルリコンゴウインコ、オカメインコなどが挙げられています。
オカメインコはインコ好きからしたら比較的ポピュラーですが、インコに普段興味のない人からしたら「インコ=セキセイインコ、文鳥」くらいの認知度しかないのかもしれません。
珍しいインコがほしい、飼ってみたい、でも高いから飼えない、そんな身勝手な理由で盗難されてしまうのです。
2.繁殖目的
あなたのインコがすばらしい外見、羽を持っていた場合、「このインコの子供がほしい、高く売れるかもしれない」と繁殖目的で盗難に遭う可能性があります。
外見が美しいインコは高値で売れるため繁殖させて儲けるために盗むという人がいるのです。
ただし、インコの繁殖は素人には難しいことから、この理由は主に犬の盗難に多く、インコの盗難理由としては少数派です。
3.売り目的
第三者に売ってお金を得るためにインコを盗む例が報告されています。
この場合大型インコは20万円~するので売れば大きな金額が舞い込んでくるため大型鳥が狙われやすいです。
しかし大型インコは販売経路が特殊だったり、証明書の提出が必要なこと、足につけている足環から割り出されて発覚することが多いです。
4.嫌がらせや虐待目的
飼い主に対して個人的な恨みがあり、困らせるためにインコを盗んだという理由や、盗んだインコを傷つけてストレスのはけ口にしたという悲しい事件がありました。
前者は私怨や幸せな姿に嫉妬したなど、後者は実際に殺傷されたケースがありました。
どちらも身勝手極まりなく、インコの命が理不尽に奪われた絶対に許せない事件です。
インコの盗難が発生する場所
インコは基本的に室内で飼育されているため、盗難に遭う事自体はそこまで多くはありません。
そのため実際に盗難が発生した場所は限られています。
- 自宅庭先(日光浴中など)
- 散歩中に目を離した隙
圧倒的に自宅や庭先での盗難が多いのです。
日光浴中に目を離した隙にケージごと無くなっていたというケースが多いようです。
特にインコは鳴き声が響くため、インコを飼っている家庭は容易に判別されやすく、計画的に狙われることがあります。
計画的犯行の場合、大型インコの大型ケージも一瞬で持っていかれる場合も考えられるでしょう。
前述したように大型インコは高価です。
そのため盗難の対象として狙われやすい傾向にあります。
大型インコを飼育している方はこれまで以上に気をつけてください。
日光浴など、外に出す際は片時も目を離さないようにしましょう。
また、ハーネスをつけた散歩中、気が緩んでハーネスをつけて公園に係留してちょっとジュースを買いに行った隙にいなくなったというケースも報告されています。
室内の留守番だからといって気を抜くのは危険です。
インコを盗難から守る対処法
- インコをひとりにしない
- 防犯グッズを効果的に利用する
- 足環などの個体識別情報を保管しておく
インコをひとりにしない
盗難に遭わないためには、インコをひとりにしないことが大原則です。
インコを外に出すときは片時もそばを離れないようにしてください。
防犯グッズを効果的に利用する
家の目立つところに防犯カメラを設置し、防犯意識の高い家であることを周知させることは、強い牽制となります。
万が一実際に盗難が起こってしまっても映像証拠があることで速やかな犯人特定、インコの奪還が期待できます。
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足環や画像などの個体識別情報を保管しておく
盗難にあった愛鳥を見つけられても、個体情報が一致しないと返還されないことがあります。
インコは羽根の柄や色合いに個体の特徴が現れやすいため、愛鳥の全身の画像を撮影しておくこと、足環の番号を控えておくことをお勧めします。
インコが盗難される目的と発生場所、対処法まで総まとめ
愛鳥が連れ去られてしまうという事件は毎年必ず発生しています。
犯人の身勝手な考えや理由で愛鳥の命を危険に晒すことの無いように、日ごろから防犯意識を高めておく必要があります。
盗難=室外だけではありません。
ネットや集団での窃盗犯罪が増えている昨今、どんな状況でも盗難は起こりうると危機感を持ち防犯対策をしっかり行いましょう。
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