インコも毎日の生活の中で人間と同じようにストレスを抱えることは珍しくありません。
インコはストレスに弱く体調を崩しやすいので、できる限りストレスを与えない環境づくりが大切です。
今回はその中でも特にインコのストレスの原因になる5つの事を紹介します。
インコのストレスの原因になる5つの事
- しらない人との面会
- 引越し
- お留守番
- 不適切な生活環境
- 新しい家族
これらの事がインコの前で頻繁に起きると、少しずつストレスを抱えていき、体調を崩したりする原因になる場合があります。
それぞれ対処法とともに見ていきます。
インコのストレス1:しらない人との面会
インコは意外と人見知りな面があり、知らない人と多く触れ合う機会が多いとストレスを感じる場合があります。
特に記憶力が高く、特定の人になつく大型インコに多い傾向です。
対処法として、小さい頃から多くの人になれさせたりすることで、ストレスを緩和することができますが、インコは家族を群れ、仲間と思う習性があります。
人見知りをするタイプの子もいますので、そういう子には無理に慣らすことはしないほうがいいでしょう。
インコのストレス2:引越し
引っ越しは人にとってもストレスを感じやすいものですが、インコにももちろん影響を及ぼします。
引越し中はダンボールがどんどん部屋につみあがり、引越し後はそれまで慣れていた部屋や環境がガラリと変わってしまう。
慣れるまでは日々代わる環境に落ち着かない日々を過ごすでしょう。
対処法は慣れるのを待つのが一番ですが、ストレスの軽減策として、インコのいる部屋はできる限り引越し用品を置かないようにしてください。
インコのストレス3:お留守番
インコは本来群れやつがいで生活する生き物なので、一羽でいることに慣れていません。
そのため、留守番がうまくないインコや、分離不安になってしまう(呼び鳴きが多いなど)インコもいます。
しかし、お留守番はインコを飼う上で避けることのできません。
おもちゃを多めに入れたり、留守中はテレビやラジオをつけっぱなしにするなどして、留守番でも普段と変わらない生活を演出することが大切です。
泊りがけの留守番はペットシッターやペットホテルに預けましょう。
インコのストレス4:不適切な生活環境
暑過ぎる、寒すぎる、不衛生である、餌の交換頻度が少ないなど、インコにとって不適切な生活環境はインコのストレス源になるのはもちろんのこと、インコの命を脅かすことにもなりかねません。
インコの飼育についてしっかり見直し、種類別の飼育方法やポイントをしっかり押さえた飼育を実践しましょう。
間違った飼育は事故や愛鳥の寿命を縮めてしまいますので絶対にやめましょう。
インコのストレス5:新しい家族
手乗りに育てられたインコは自分に向けられる愛情にとても敏感で、甘えん坊な子が多いです。
そこに新しい家族がやってきて飼い主さんが付きっ切りになってしまうのをみて「飼い主さんをとられた!」とすねてしまったり、ストレスを感じる子もいるでしょう。
新しい子がインコの場合は、新しい子にばかりつきっきりにならないように気をつけて、先住鳥のお世話を先にするようにしましょう。
先住鳥を優先したお世話と生活を続けることによって「新しいこの子は同じ家族なんだ」と認識してくれるようになります。
インコのストレス蓄積サインと毛引き
ストレスが原因として起こる病気の代表的なものに「毛引き症」が挙げられます。
毛引き症は、文字通りインコが自分の羽を引き抜いてしまうことです。
「ギャア!」と叫び声を上げながらも羽根を抜いていく様子はみていてつらいものです。
ひどいときは皮膚までかじり、出血してしまいます。
季節ごとに毛が抜ける「換羽」との違いは「くちばしが届く範囲の羽を抜いてしまうこと」です。
つまり、頭や後頭部の毛は抜けません。これが毛引きとの違いです。
また、「ふとしたきっかけで羽根を抜くのがクセになった」という例も報告されています。
check!オウム、インコの毛引き症の原因、治療と対策を考える
インコのストレスの原因になる5つの事。知らずにやっていませんか?まとめ
- インコはストレスを受けやすい動物です。
- 環境が変わる、知らない人がよくくるなどでストレスを感じることがあります。
- インコに適した飼育方法を学び実践しましょう。不適切な飼育はインコの寿命を縮めてしまいます。
- 新しい家族が増えたとき、それまで割いていたインコへの時間が短くなりがちです。気をつけましょう。
インコにとってはストレスの大小に関わらず、ストレスそのものが健康や精神面に悪影響を及ぼすことがあります。
ケージで飼育されている以上、完全にストレスを無くすことはほぼ不可能です。
それでも飼い主にできるストレス軽減方法があれば積極的に実践してあげてほしいと思います。
コメント
うちのインコも引越ししてから数日はとってもおとなしかったです
食欲なくなって心配しました