お迎えしたオカメインコが懐かない、飼育しているオカメインコが突然懐かなくなったということで困っている人は意外と多いです。
実はオカメインコは臆病で慎重な性格なので、ちょっとしたことで人と距離をおいたり、逆にベタ慣れに戻ったりすることがあります。
今回はオカメインコが懐かないときの対処法を解説していきます。
オカメインコがなつかない、なつかなくなった原因
お迎えしたばかり、もしくはそれまで懐いていたオカメインコがなつかなくなったのはどういった理由が考えられるのでしょうか。
- お迎えしたばかりで人や環境に慣れていない。
- ケージの中に指を入れたりしている。
- 怖い思い/嫌な思いをした。
こういった行動が積み重なると、オカメインコは人間に対して不信感を持ったりすることがあります。
ひとつずつ状況をみていきましょう。
お迎えしたばかりで人や環境に慣れていない。
お迎えしたばかりだと、新しい環境や人になれていなくて警戒するのは当然です。
環境に慣れる時間を与えられないまま構い過ぎると、人が触るのを嫌がるようになったり、嫌うようになることがあります。
ケージの中に指を入れたりしている。
実はケージはインコの縄張りです。
ケージに何度も指をいれたりすると、警戒心が強くなり、人を嫌うようになります。
インコのブリーダーや鳥専門店では、ケージの中に指を入れるのをかたく禁止しているところがあるくらいです。
思わぬ怪我の可能性もありますので、ケージに指を入れることは絶対にやめましょう。
怖い思い/嫌な思いをした。
急に驚かされた、後ろから捕まえられた、軽く叩かれた(人は撫でているつもりでも叩かれたと認識される場合があります)といったことがあると、人を避けるようになります。
オカメインコは知能が高く、記憶力も良いため、嫌な思いをしたこと、嫌な思いをされた相手をずっと覚えています。
無理にケージに戻そうとしたり、軽くでも小突いたりすると、それまでの信頼関係は簡単に崩れてしまうでしょう。
オカメインコをなつかせる方法
- お迎えしたばかりは、環境に慣れるまで構い過ぎない。
- インコは下からすくいあげるように捕まえる。
- 時間がないときは放鳥しない。
お迎えしたばかりは、環境に慣れるまで構い過ぎない。
お迎え後最低10日は日々のお世話と声かけだけにとどめ、あまり見つめ過ぎたり、構い過ぎないようにしましょう。
手乗りとして育てられているなら、環境になれてきたら、やがてインコのほうから人間に寄ってきます。安心してください。
オカメインコは下からすくいあげるように捕まえる。
インコは上から捕まれたりすることを本能的に嫌います。
そのため、オカメインコを捕まえる時は、おなかの前に人差し指を止まり木のように差し出しておなかに軽くあて、反射的に指に乗ってもらうようにすることが最良の方法です。
指から逃げる場合は、手を怖がらないようにするところからはじめてみてください。
check!オカメインコが手から逃げる時の対処法!これをやめたらすぐ懐く!
時間がないときは放鳥しない。
時間が押しているときの放鳥は、飼い主に余裕がなく、焦ったり、判断を間違えたりと事故に繋がる可能性が高くなります。
時間が無いときに限ってなかなかケージに戻ってくれず、思わず強引に捕まえてケージに戻してしまった…という経験もあると思います。
放鳥は大切ですが、飼い主さんの心と時間にゆとりがあるときにしましょう。
予定があり、忙しい日の隙間時間の放鳥は実は非常に危険です。
オカメインコがなつかない時の対処法。この方法で変わります!まとめ
- オカメインコは臆病なところがあるため、些細なことで人を怖がることがあります。
- お迎え直後は環境に慣らすことを優先させましょう。
- インコのペースにあわせて慣らすことが大切です。無理強い厳禁。
- 忙しいときの放鳥は控えましょう。
オカメインコはとても人に懐きますが、環境になれるまで数日かかったりすることがあります。
また、人間の些細な行動で慣れが悪くなることもありますので、インコと接する時は優しく、インコのペースにあわせる事を心がけましょう。
※こちらで、なつかないときに考えてほしい項目をあげておきましたので確認してみてください。
■インコになついてもらうためにやるべきこと。見落としがちな3つ!
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