オカメインコを放鳥するとカーテンレールやエアコンの上の隙間、たんすの上などに止まって下りてこないことがありますよね。
万が一の事故などを考えるとできる限り上に止まらせない工夫が必要です。
今回はオカメインコが上から降りてこない時、どんな対策をすれば良いのかを解説します。
インコが上から降りてこないのを放置するのは危険です。
オカメインコがカーテンレールに乗って下りてこない、エアコンにのったまま羽づくろいして下りてこないということは珍しくありません。
しかし放置していると、思わぬ事故や危険に遭う可能性があります。
- 金属中毒/異物誤飲の危険。
- 飼い主より偉いと勘違いしてしまう。
- 排泄物がたまる問題。
金属中毒/異物誤飲の危険。
カーテンレールには亜鉛という金属が使われており、オカメインコをはじめとするインコやオウムが摂取すると中毒を引き起こす事があります。
中毒になると、緑色便、元気消失、止まり木からの落下などの症状が現われます。
重症になると落鳥の危険もある恐ろしい中毒です。
check!知っておきましょう!インコにとって有害物質まとめまた、ゴミや小さな異物の誤飲の危険もあります。
飼い主より偉いと勘違いしてしまう。
インコは寄り高い位置にいるほうを偉い、立場が上と認識する習性があります。
そのため、ずっと飼い主より上にいる状態が続くと、「自分は飼い主よりエライ!」と勘違いし、反抗的になってくる事があります。
普段のケージの配置も、飼い主の目線がインコより上になるように工夫して設置しましょう。
ケージは必ず台に乗せましょう。
排泄物がたまる問題。
カーテンレールなどの高いところに、インコの排泄物がたまるのはとても不衛生です。
排泄物は乾燥すると風にのって部屋中に散らばるため、人の健康にも良くありません。
掃除しにくい場所でもあるので、高いところに止まらせることは余り好ましくないでしょう。
オカメインコが上から降りてこない時の対処法。
止まっているインコを無理やり下ろす事は危険ですし、無理やり捕まえる事は信頼を損ないます。
そのため上から降りてこない対策以上に、上に止まらせないための対処法を取る方が安全で確実です。
- レールや斜面を作る。
- 手に止まったら沢山ほめて良いイメージを関連付ける。
- クリッピングをする。
レールに斜面を作る。
カーテンレールや、たんすの上に斜面を作って、インコが安定して止まれないようにするのは効果的です。
管理人のオカメインコもカーテンレールによく止まりっぱなしで大変でしたが、カーテンレールにダンボールをレールの上を覆うように斜めに取り付けたら止まらなくなりました。
ガムテープを巻いたダンボールの板(こうすることで表面がつるつるになり止りにくくなります)にすると、さらに効果的です!
賃貸の場合、貼り付けた跡が壁に残る場合があるので、貼り付けに使うテープなどを考える必要があります。
手に止まったら沢山ほめて良いイメージを関連付ける。
高いところに止まったインコをオヤツや声かけなどで手に誘導し、手に戻ってきたらたくさんほめてオヤツをあげましょう。
こうする事で「手の上に乗ってるほうが楽しい!」と学習してもらうのです。
これはすぐには効果は現われませんが、手に乗る時間が延びるのに比例して、高いところに居る時間が減ってくるでしょう。
クリッピングをする。
インコの羽根を短く切り、飛行距離や高さを制限する事で、高いところに飛べなくする方法です。
インコの羽根を切る事をクリッピングと呼び、脱走防止などや、より懐かせることに効果がありますが、賛否があります。
クリッピングの是非をよく考えてから行ってください。
クリッピングははじめのうちは獣医にやってもらうほうが良いでしょう。
オカメインコが上から降りてこない時の対処法。この工夫で完璧!まとめ
- オカメインコが上に止まったまま下りてこない場合、対策が必要です。
- レールをかじる事での金属中毒、排泄物の散らばりなど弊害があります。
- レールや良く止まる場所にダンボールや板などで斜面を作る、人の手に止まらせるなどの方法があります。
- クリッピングを行う際は長所、短所を見比べてよく考えて行いましょう。
降りてこないときにどう対処するかよりも、高いところに止まらせないためにはどうするか、というのが大切です。
管理人が実際にやってみた、「レールやよく止まるところにダンボールや板で斜面を作る」のは効果てきめんなのでおすすめです。
是非試してみてください!
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