オカメインコは噛む力が元々強く、噛み癖がつくと問題になりがちです。
オカメインコは最初は甘噛みから始まり、少しずつ強くなって癖になることが多いです。
今回はオカメインコの雛や中雛にも使える、噛み癖のしつけ方法/矯正方法について紹介します。
オカメインコの噛む理由をまず考える
オカメインコが噛んできたとき、噛んでしまった状況、理由をまず考える必要があります。
怖いことがあった、初めて見るものがあった、噛んだときの反応が楽しかったということはありませんか。
特にオカメインコは臆病な性質を持ち、怖いゆえに噛んでしまうという子がとても多いです。
エスカレートすると、噛まれる痛みで手に乗せるのが怖くなり、ケージに入れる時間が増えて、そのうち手乗りが崩れるかもしれません。
そうなると、飼い主も、インコも不幸です。
小さいうちからきちんとしつけることで、噛み癖はかなり抑えられます。
オカメインコの噛み癖のしつけ方法
インコは噛むことで周囲から情報を得る一面があります。
そのため、噛むことを一切やめさせることは不可能に近いです。
しつけによって「噛んでよいもの」「噛んではいけないもの」をしっかりわかってもらいましょう。
これらのことをひとつひとつ解決しながらしつけることで、驚くほど早く学習してくれます。
具体的に解説していきます。
噛んでしまう理由を考え、できるだけ取り除く。
オカメインコが噛んでしまった時の状況や理由をまず考えてみましょう。
オカメインコはとても臆病なインコです。
目の前で突然手がうごいてびっくりした、カーテンが動いて驚いた、といった人間からしたら些細なことでとても驚きます。
これをオカメパニックと呼びます。
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噛む状況を出来るだけ作らない、原因をとりのぞくことも、臆病な性格のオカメインコには有効です。
飼い主としての立場をきちんとみせる。
あなたの愛鳥はあなたの頭の上にとまったり、カーテンレールの上など、人の目線より上のところに普段からいませんか?
とまっているならすぐにやめさせるようにしましょう。
インコは普段とまっている目線の高さで相手との立場を判断する修正があります。
目線が高ければ高いほど上位、低ければ下位な立場と認識します。
そのため、飼い主より常に上の位置にインコがいる生活が続く(放鳥中ずっと上にいるなど)と、インコは「自分は飼い主より立場が上」と誤解し、ワガママや噛み癖がつきやすいので避けましょう。
まず普段から、インコを自分の目線より高いところにおかない、ケージも普段の生活の中で飼い主の目線がインコの目線より低いように設置する、肩や頭に止まったらすぐに手に乗せて、目線を飼い主より下げるようにしましょう。
これを続けることで、「飼い主さんのほうが上なんだ」と少しずつ理解してくれるようになります。
「噛んでも良いもの」を与えてストレス解消をする。
インコは噛むことで情報収集、ストレス解消をしています。
噛む行動そのものを完全に無くすことは、インコにとって大きなストレスになってしまいます。
そこで「噛んでは良いもの(かじり用おやつやおもちゃなど)」を与えて、齧ったら沢山ほめてあげましょう。
なんでも禁止するしつけはインコもかわいそうです。
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- オカメインコは臆病な性格のため、ちょっとした変化で思わず噛んでしまうことがあります。
- 普段の生活で、飼い主とインコの立場が逆になってしまうような飼育をしていないか見直しましょう。
- 噛んでも良いものを与えて、人や噛まれて困るものを噛ませない工夫をしましょう。
インコの噛み癖のしつけは、甘噛みからしつけるようにしましょう。
インコが高いところにとまれないよう、信頼関係ができるまでは羽根を短く切るのもひとつの方法です。
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