日本は地震が多い国です。日本のどこでも大きな地震が起こる可能性があります。
万一の災害時において、インコを連れた避難方法や、被災に備えた対策をまとめました。
災害はいつ起こるかわかりません。
いざというときあわてないように、是非読んでおいてください。
インコの地震/被災時の避難方法
インコは犬や猫と違い、被災時のサポートが薄い場合や、周囲からの理解が得られないことがあります。
特に鳴き声や、日々のお世話、ペット特有のにおいなど、普段は気にしないようなことでも、被災して不安や苛立ちを持っている人にはストレスになってしまうでしょう。
インコをはじめ、避難所でのペットの世話は周囲からのサポートはほとんど無いと認識しておきましょう。
そのため、飼い主さんのほうで、しっかり自衛する必要があります。
インコの避難に必要なもの
・新聞紙、ダンボール、大きめの布。
→避難時の目隠しや保温用に必要です。
・コットンやガーゼを水に浸した水入れ。
→移動時の水こぼれを防ぐために、水をコットンなどに浸しておきましょう。
・フード、水(最低3日分)。
→避難勧告がでると、数日家に帰れない場合があります。
・青菜
→水が切れたときの水分補給にもなります。
・ガムテープ、ビニールテープ。
→ケージの固定や補強に。
・ポケットカイロ、電気ケトル。
→保温に。
これらを万一の際、愛鳥と一緒に持っていけるよう、ケージのそばか、玄関に常備しておくことを強くおすすめします。
また、いざ当日を迎えるとあわてるので、平常時に、ケージと避難道具を持って避難する練習をしておくと、心積もりもできるので良いでしょう。
スムーズに運べるコツをつかんでおきましょう。
インコの避難に備えて、避難直前にすること!
インコを連れていざ避難!となった場合、餌入れや、入り口、底面のフンきりはガムテープなどでしっかり固定しましょう。
避難中に扉が開いて、鳥さんが逃げてしまったということを防止するためです。
避難中の逃亡事故は、移動の振動で扉が開いたことが原因が多いです。
また、ケージのゆれで怪我をすることがないよう、できるだけケージの中のおもちゃは取り除いてあげてください。
※ゆれがある中ケージをあけるのは逃亡の原因にもなるので無理はしないでOKです。
あわただしい中になりますが、しっかり固定しましょう!
計画停電時のインコの保温方法
電力が大きく不足すると、計画停電がされる場合があります。
数時間程度でも、冬の厳寒時は鳥さんには致命的です。
計画停電中は、湯たんぽでケージを保温するのが一番おすすめです。
ガスが使えるからと火気を近づけると、酸欠や火事の原因になります。
計画停電は、停電時間が前もって告知されるので、停電前に魔法瓶などにお湯を準備して湯たんぽを複数作れるようにしておきましょう。
ガスストーブの付けっぱなしは、ガス漏れや酸欠の危険があります。
できるだけ、お湯を使った保温を心がけましょう。
避難場所での過ごし方
多くの人と一緒に過ごすことになる避難場所です。
中には鳥やペットが苦手な人も多くいます。
また、非常時ですから、普段は気にならない動物の鳴き声がストレスになるという人もいます。
そういった人たちへの配慮を忘れてはいけません。
お互いの配慮の積み重ねが、避難所でのペットの受け入れる姿勢へつながっていきます。
放鳥は絶対しない。
「愛鳥に運動させたい」と放鳥をしたり、ケージから出したりしたくなりますが、絶対にやってはいけません。
迷子はもちろんのこと、周囲への迷惑防止、知らない環境でのインコのストレス防止になります。
運動不足が心配ですがここは我慢してもらいましょう。
ケージは目隠し、防音、防塵をしておく。
できるだけ鳥さんが周囲にみえないよう、目隠しと、鳴き声への防音、羽や排泄物の飛び散りの対策をしましょう。
インコは暗いところでは鳴く頻度が下がりますので、同時に周囲への騒音対策になります。
できるだけ外に出やすい場所で過ごす。
鳥さんのお世話や、排泄物の掃除で、迷惑がかからないようにしましょう。
ちょっと移動しただけで外に出ることができ、お世話ができる場所を確保するのをおすすめします。
体育館などの避難所だと、出口近くの壁沿いなどが良いでしょう(ケージなどで出口をふさがないようにしましょう!)。
掃除した後は丁寧に周囲を掃除しましょう。
インコの地震/被災時の避難方法、対策まとめ!必読!
- 前もって食料や避難用具は常備しておく。
- 平常時に避難の練習をしましょう。
- 飲み水はこぼれ防止にコットンなどに浸しておくのがおすすめ。
- 避難所では、ペットが苦手な人に配慮しましょう。
- 保温はお湯を使って行うのを心がけてください。
被災時は誰もがパニックで冷静な判断ができません。
平常時にしっかり対策をして、万一の時に愛鳥を守れるようにしておきましょう。
被災されたインコさんと、飼い主さんに安らげる時間が訪れますように。
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