セキセイインコ、オカメインコ、コザクラインコ…というようにすべての生き物には名前があります。
それぞれどういった理由や由来で名づけられているのでしょうか。
名づけられた由来にこめられた思いや歴史をうかがい知る事ができます。
あなたの愛鳥の種類の名前の由来は何でしょうか。チェックしてみませんか。
インコ/オウムの種類名の名づけと歴史
インコの種類名の名づけは見た目や生息地、歴史的背景など様々な由来で決定されます。
また、オカメインコ(Cockatiel)のように、英名の由来と日本名の由来が異なる鳥もいます。
少しずつ追加していきますのでチェックしてみてください。
オカメインコ
和名 | オカメインコ |
学名 | Nymphicus hollandicus |
英名 | Cockatiel |
コンパニオンバードを代表するポピュラーな中型インコです。
頬のパッチ(チークパッチ)模様を「おかめ」に見立てたことから日本名は「オカメインコ」と名づけられました。
学名のNymphicus hollandicus には「ニューオランダの妖精」という意味があります。
これはオーストラリアに入ったオランダ人がオーストラリアを「ニューオランダ」と呼称し、そこに生息するオカメインコを「ニューオランダのオウム」と呼んでいました。
1832年に妖精のような姿から「ニューオランダの妖精」と紹介されるようになりました。
英名のCockatiel は、ポルトガル語の「Cacatilho(小さなオウム)」に由来して名づけられました。
ちなみにオカメインコは漢字表記は「片福面鸚哥」となります。
セキセイインコ
和名 | セキセイインコ |
学名 | Melopsittacus undulatus |
英名 | Budgerigar |
黄色と青色の背中の配色から、背黄青鸚哥と命名されたのが和名の由来です。
英名のbudgerigarはアボリジニの呼称に由来するといわれていますが「黄色い頭」「小さな頭」「よいオウム」など諸説あります。
コザクラインコ
和名 | コザクラインコ |
学名 | Agapornis roseicollis |
英名 | Peach-faced Lovebird |
コザクラインコは「小桜インコ」とも書き、淡いピンク色の配色が小さな桜色をしている様子から名づけられました。
英名のはピンク色のかわいらしい顔と、パートナーに愛情を注ぐ様から「ラブバード」とつけられました。
文鳥(ブンチョウ)
和名 | ブンチョウ |
学名 | Lonchura oryzivora |
英名 | Java sparrow |
日本では江戸時代から親しまれている鳥で、名前から日本原産に思われますが、インドネシア原産です。
和名の由来は中国で「色彩豊かな(文がある)鳥」と親しまれ、「文鳥」と呼ばれるようになったと言われています。
別名ジャワ雀とも言われていました。
ルリコンゴウインコ
和名 | ルリコンゴウインコ |
学名 | Ara ararauna |
英名 | Blue-and-yellow Macaw |
南国の鳥の代表的な鳥として有名な大型鳥です。
瑠璃色と金色を連想させる羽根から「瑠璃金剛鸚哥」と漢字表記されたことから和名がつきました。
マメルリハ
和名 | マメルリハ |
学名 | Forpus coelestis |
英名 | Pacific Parrotlet |
瑠璃色の小さなインコ、マメルリハはその外見のとおり漢字で「豆瑠璃羽」と書きます。
英名の「Pacific Parrotlet」は、Pacificは太平洋、Parrotlet がインコとそれぞれ意味しています。
つまり”太平洋岸に住むインコ”という意味で名づけられているということですね。
ヨウム
和名 | ヨウム |
学名 | Psittacus erithacus |
英名 | Grey Parrot |
ヨウムは漢字では「洋鵡」と書きます。
オウムと間違えやすく、なぜ「~インコ」などではないのかも気になりますね。
調べてみると、オウムの漢字表記である「鸚鵡」から変化したと思われます(諸説あります)。
この子が
ヨウム
なのね(・Д・)ノ
※ちなみに
ヨウムって言って説明しても
オウムって聞こえるらしいので
面倒だから
ハトじゃないインコだよって答える
のね(ーー;) pic.twitter.com/zVCU0A6zg8— 中野神冶 は 小桜舞ウ (@kozakuramau) 2014年1月12日
ワカケホンセイインコ
和名 | ワカケホンセイインコ |
学名 | Psittacula krameri manillensis |
英名 | Indian Rose-necked Parakeet |
ワカケホンセイインコは漢字で「輪掛本青鸚哥」と書きます。
首に黒い輪があるので輪掛(ワカケ)、本当に青いという意味で本青(ホンセイ)と名づけられました。
本青に関しては本緑(ホンリョク)があっているような気がしますね^^
インコやオウムの種類の名前の雑学!意外な由来でした!まとめ
いかがでしたでしょうか。
インコやオウムの名前には様々な由来があり、由来を知ることで歴史的背景やインコが人々とどう関わってきたかを知ることができます。
愛鳥の種類はもちろん、気になった種類の由来も調べてみると面白いかもしれませんね。
意外な由来に驚くかもしれません。
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