あんなに懐いていたウロコインコが手を怖がるようになった、手を差し出したら逃げ回ってしまう、何があったの?と悩んでいませんか。
ウロコインコは飼い主の行動や感情を敏感に観察しています。
そのため、何気ない飼い主さんの行動、接し方で手を怖がったりするようになってしまうことがあるのです。
今回はウロコインコが手を怖がる時の対処法を、嫌ってしまう接し方とあわせて解説します。
やってしまいがち!嫌われる接し方
あなたは下のような接し方をウロコインコにしていませんか?
- 後ろからつかむ。
- 手に乗るとすぐにケージに連れて行く。
- 放鳥時間が少ない、ケージに入れっぱなし。
人にとってはなんでもない接し方でも、鳥にとっては手を嫌ったり、人を嫌ったりする原因になります。
後ろからつかむ。
多くのインコは背後から捕まれることを本能的に嫌います。
自然下でタカやトビなどの捕食者(猛禽類)から後ろから襲われるため、手を外敵と誤解し、「手から襲われる!」と感じてしまうのです。
そのため、手を怖がるようになったり、人を嫌うようになっていきます。
手に乗るとすぐにケージに連れて行く。
ケージに連れて行くために手や指に乗せることは必要です。
しかし、ケージに戻すだめだけに手や指に乗せていると、やがて「手にのるとケージに戻されてしまう!=楽しい時間が終わってしまう=手が嫌い!」と学習し、手から逃げるようになっていくでしょう。
放鳥時間が少ない、ケージに入れっぱなし。
放鳥時間が少なく、ケージに入れっぱなしの時間が増えると、構ってもらえないことで、人に対して期待をしなくなり、人と距離をとるようになります。
人と距離をとると、人が遊びや声かけをしても嬉しさを感じることが無くなっていきます。
そのため、手から逃げたり、手を怖がったりするようになるのです。
この状態を「手乗り崩れ」といい、そのままにすると「荒鳥」という人を完全に避けるようになる状態へなってしまいます。
手を怖がる時の対処法
- 手の甲をみせて前からすくうように優しく捕まえる。
- 手に対して良い印象を持たせる。
ウロコインコが手を怖がってしまうのは、手に対して悪いイメージを既にもってしまっているからです。
背中から掴まれてしまった、手で苦手な場所を触られて怖い思いをしてしまったなど、過去に何かしらのきっかけがあったのは確かです。
これからウロコインコに手を大好きになってもらうには、どうすれば良いのかを考えてみました。
手の甲をみせて前からすくうように優しく捕まえる。
インコはおなか側から優しくつつむように捕まえましょう。
手を怖がるインコは「指を怖がっている」場合があります。
その場合は手の甲の側をみせながら乗せてあげるとすんなり乗ることがあります。
手にうまくのったら、にっこり笑顔&高めのテンションで「よくできたね~」「いいこだね~」とたくさんたくさんほめてあげてください。
鳥は飼い主の表情や感情に敏感です。
嬉しい表情と声でほめることで、ほめられていることを理解します。
※こちらもあわせてチェックしてみてください。
check!インコの正しい持ち方。怖がらせない方法でベタ慣れインコ♪
手に対して良い印象を持たせる。
手にのせながら、優しく声をかけ、ウロコインコが大好きな頬のカキカキをしてあげたり、おやつをあげたりしてたくさん楽しいことをしてあげましょう。
インコは嬉しいこと、楽しい事に純粋です。
手に乗ることで楽しい事が起こると学習することで、すぐに手を好きになってくれます。
手の上でまったりカキカキされるようになったら、ほぼ成功です。
やがて自分から手にのるようになってくれるでしょう。
まとめ
- ウロコインコが手を怖がる時、それまでの接し方を見直しましょう。
- 手を介して嫌な事があった経験があると、手を怖がるようになります。
- ほめる時は高めの声で思い切りほめましょう。インコは飼い主の感情を読み取るのに長けています。
いかがでしたでしょうか。
ウロコインコが手を怖がってしまって困っている人、思い当たる接し方はありませんでしたか?
良くない接し方はすぐに改めて、手を好きになってもらう方法をすぐに実践しましょう。
ウロコインコはとても知能が高いので、早ければ数日で変化があらわれるかもしれません。
個体差もありますので、数ヶ月単位で慣らす気持ちでゆったりなおしていきましょう。
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