テレビやインターネットでおしゃべりしたり、芸をしたりするインコを良くみかけるようになりました。
ペットショップで可愛らしい姿をみると「飼ってみたい」という気持ちになりますよね。
しかし、安易な飼育は絶対にしてはいけません。
飼育してから「こんなはずではなかった」とならないように、インコやオウムを飼うデメリットを知っておいて下さい。
ペットのインコを飼うデメリット5選
インコは犬や猫と比べ生体価格が安く、散歩や予防接種などをする必要がないため、「簡単に飼える」「お金がかからない生き物」というイメージがあります。
しかし、実際に飼育すると、かなり大変なことや、面倒なことがあります。
- 鳴き声がうるさい
- お金がとてもかかる
- 必ず懐くとは限らない
- 旅行ができなくなる
- 家具や部屋が荒れてしまう
これらについて順に解説していきます。
鳴き声がうるさい
インコは鳴き声が非常に響き、全体的にうるさい傾向にあります。
鳴き声が小さい、少ない種類もいますが、基本的にしつけで鳴き声をコントロールすることはできません。
※鳴く癖を軽減することは多少できます。
集合住宅や、防音設備が不十分だと近隣から苦情が来る可能性が大です。
防音設備ができない、防音にお金をかけられない場合は種類を問わずインコの飼育は難しいでしょう。
お金がとてもかかる
インコの飼育には、飼いはじめにそろえる飼育用品のほかに、餌代と電気代が毎月かかります。
餌はインコの種類によっては月5000円以上かかる場合があります。
特に、ローリーと呼ばれる仲間の鳥たちは、特殊な餌を食べるため、食費が高くなりがちです。
その他、インコの飼育にかかる費用はこのようなものがあげられます。
・ケージ:5000円(小型)~80000円(大型)
・えさ入れ、菜差し:1500円~5000円前後
・止まり木やおもちゃ:1000円~8000円前後
・キャリー:5000円~10000円
・ヒーター:5000円前後
・防音対策:20000円~10万円前後(防音壁や防音部屋など)
餌は毎月、おもちゃは2~3ヶ月に1回は新しいのを買うと考えてください。
また、電気代も高くなります。
インコを飼育するには快適な室温を提供する必要がありますので、夏場は常にクーラー、冬場は常にヒーターをつけなければいけません。
それまでの電気代+5000円~15000円はかかるでしょう。
また、動物病院での健康診断や、病気の時の治療費も高額です。
1回の通院で1万円近くかかることも珍しくありません。
必ず懐くとは限らない
手乗りインコとしてお迎えしても、その後のコミュニケーションが不足したり、遊ぶ時間が短いと懐きが悪くなります。
また、インコによっては、特定の家族には懐き、他の人には懐かないという事も珍しくありません。
これは知能が高いインコに時折起こりうることです。
必ず誰にでもベタ慣れになるわけではありません。
たとえ懐かれなくても愛情をもってお世話をすることができますか?
旅行ができなくなる
インコは食いだめすることができないため、餌が足りなくなると衰弱してしまいます。
そのため、自宅にインコのみを残して留守番させる場合多くても1泊が限度です。
2泊以上の場合は、インコの飼育に理解がある知人やペットホテルに預ける必要があります。
こういった理由から、インコを飼育すると格段に旅行をすることが難しくなります。
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家具や部屋が荒れてしまう
インコはいたずらが大好きで、なんでもかじったり破ったり壊したりします。
ちょっと目を離すと大切な本を破っていたり、携帯電話の充電コードを噛み切っていたりすることも珍しくありません。
インコを部屋に放す時は大切なものや危険なものを事前に片付け、放鳥中はインコから目を離さないようにする必要があります。
排泄のしつけができないため、長時間部屋に離していると、あちこちに排泄物が付着します。
こまめに排泄物を取り除き、綺麗に保ち続けることが必要です。
ペットのインコを飼うデメリット5選!知らないと絶対後悔します!
- インコの飼育は楽しい事ばかりではなく、デメリットもあります。
- お金がかかることのほか、毎日の世話や旅行の制限、懐くかどうかという問題などがあります。
- インコの飼育のデメリットをきちんと理解した上でお迎えしましょう。
インコは犬猫と比べて「値段が安くて手軽に入手できる」「簡単に飼育できる」という印象があります。
しかし、実際はお金もかかり、思うようにいう事をきいてくれないことも多々あります。
部屋も汚れてしまい、鳴き声も大きく、旅行も難しくなるでしょう。
しかし、インコとの生活はそれ以上に宝石のような幸せな毎日をもたらしてくれます。
ここにあげたデメリットをよく理解、対策して、インコやオウムの飼育を検討してください。
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