インコは体が小さい分、下痢によって急速に水分を失い、体調を崩してしまいます。
下痢が長引くと衰弱してしまうため、早急に対処する必要があります。
何が原因で下痢を起こしてしまったのか、どのような対処法が必要なのか、自宅でできる予防対策について解説していきます。
インコの下痢の原因と症状
- 冷え
- ストレス
- 換羽
インコの下痢は水分過多便ともいわれ、原因として主にこれらのことが考えられます。
それぞれどういった状況なのか説明していきます。
愛鳥に当てはまる症状があれば対策をとる必要があります。
我が家のボス、Poppoちゃん!8歳になるセキセイインコでとても元気なんだけど、ここ1カ月くらい下痢っぽい。。水をよく飲むからそのせいかと思うんだけど籠から出てやられると困る(~_~;) 以前、動物病院でびびって死んじゃったインコもいたから連れて行きたくないし。。 pic.twitter.com/zf1humeZA0
— poppo (@SchultzHiroko) 2016年11月30日
冷え
冬場の冷気や、夜間~早朝の急な冷えでおなかを壊すことで下痢になることがあります。
また、夏場でも良かれと思ってつけたクーラーの冷気がケージに当たりすぎて冷えてしまうこともあります。
ストレス
インコはストレスに弱く、ストレスが原因で下痢をしてしまうこともあります。
例えば、飼い主に構ってもらえなくてさみしい、引越しや模様替えで環境がかわった、知らない人が触ってきた、外敵(へびやカラス、野良猫など)が視界に入り恐怖を感じているなどです。
これらがストレスになりインコの体調に影響して下痢になることもあります。
特に飼い主べったりで人見知りなインコは、知らない人がケージの前に来るだけでストレスを感じてしまうことがあります。
特にヨウムははじめてのおもちゃにも非常に驚くくらい繊細です。
換羽
換羽になると、水をよく飲むようになるので、水分過多便=下痢になるというインコがとても多いです。
換羽は自然現象だから大丈夫と思うのは危険です。
換羽が長引くと腸内環境が乱れてしまい、下痢が続く、元気がなくなるなどの症状が現れます。
換羽がスムーズにいかない、消耗が激しいという場合は、様子見をせずにすぐに病院につれていきましょう。
換羽だから大丈夫、自然に治るということは必ずしも言えないのです。
インコの下痢の対処法/予防方法
インコの下痢の対処法、日ごろからできる予防方法として、まず室温管理を徹底し、保温が必要ならしっかり保温することが重要です。
これはインコの体調管理の基本でもあります。
インコの健康維持はまず室温管理からと覚えておいてください。
次に、腸内環境サプリを定期的に与えましょう。
飼育環境下は運動量、餌のバリエーションも限られています。
そういったところからどうしてもストレスを蓄積させてしまい、腸内環境を乱しがちです。
定期的にサプリを与えることで常時腸内環境を整えましょう。
「バードベネバックプラスパウダー」が特におすすめです。
水に溶かしたり餌に振りかけて与えるだけの手軽さも魅力です。
インコの糞が微妙に緩い&臭い。食欲減退気味でテンション低い。換羽と暑さでバテたところへ、腸内細菌のバランスがくずれたな……。水に乳酸菌のサプリ入れるか…この季節にこれ入れると水がすぐに腐るから気をつけねば……。
— 松田 朱夏 (@shuka_matta) 2011年7月13日
インコが下痢になる原因、症状と対処法、すぐできる予防対策まとめ
- インコが下痢(水分過多便)になると、脱水で弱ってしまったり、病気にかかりやすくなります。
- インコの下痢の原因に「冷え」「ストレス」「換羽」があげられます。
- 塩土の与えすぎも水をよく飲むようになるので下痢の原因になります。
- 室温管理をしっかりすること、定期的に腸内環境サプリを与えることが下痢の予防法になります。
いかがでしたでしょうか。
インコはストレスに弱い生き物で、環境の変化に敏感であるために下痢をしやすい面があります。
「ただの下痢」「いつものこと」と軽くみてしまうと思わぬ病気を見逃してしまったり、体調を悪化させてしまうかもしれません。
愛鳥の健康を守れるのは飼い主ひとりひとりです。
日ごろから健康管理に気をつけてあげましょう。
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