インコといってもその性格は様々です。陽気な子、やんちゃな子、おっとりさん。
中にはちょっとしたことに驚いてしまう、触られるだけでびくっとしてしまうような臆病なインコもいます。
臆病な子、人見知りがあるインコは実は慣らすのにコツがあります。
今回は臆病なインコの接し方、なつかせ方とベタ鳴れにする3つのコツを解説します。
臆病な性格のインコの特徴と理由
臆病なインコの特徴として、「ちょっとした動作で、すぐ噛んでくる」「なでるとビクッとする」「ケージをあけても出てこない」などが挙げられます。
特にすぐに噛んでくるタイプやなでるとびくびくするタイプは「何するの?やめてよ!こわいよう!」という気持ちなのです。
決して飼い主さんが嫌いなのではなく、「飼い主さんが信頼できる人かまだわかっていない」状態です。
自分に置き換えてみてください。
言葉の通じない知らない人に色々話しかけられたり、触られたりしたら「えっ?!何この人たち、怖い!」と思ってしまいますよね。
インコも全く同じです。
「いつもびくびくしてて噛みついてくるし可愛くない」などと決して思わずに、インコのペースにあわせて少しずつ信頼関係を構築していってあげてください。
臆病なインコをベタ慣れにする3つのコツ
- 声をかけながら世話をする。
- 手から餌をあげる。
- 頬→背中→わきの下をゆっくり撫でていく。
インコを慣らすときに失敗してしまうのは、ほぼ「人間のほうが早く慣らそうと焦ってしまうから」「“このインコはなつかない”と人間が慣らすのを諦めてしまうから」です。
インコの信頼を得るのはとても時間がかかります。
数ヶ月かかることも珍しくありません。臆病なインコならなおさらです。
「慣れないインコ」と結論付けるのは簡単です、人間はいくらでも言い訳できます。
インコと5年先、10年先楽しく過ごしたいのなら、1日1日慣らしていってみませんか。
声をかけながら世話をする。
まず一つ目の目標は「人間は怖くないよ」ということを教えて、インコに警戒心を解いてもらうことです。
毎日のお世話の中で「おはよう、いい天気だね!」「~ちゃん、かわいいね~!」とケージ越しに笑顔で声をかけていきましょう。
インコは人の声色や表情を敏感に感じ取ります。
笑顔で高めの声で沢山ほめて声をかけてあげてください。
毎日声をかけることで、少しずつ緊張がほぐれてくるはずです。
ケージ越しに少しずつ近づいてきたり、餌交換や敷き紙交換中にじゃれてきたら人への警戒心が薄れていっている証拠です。
折角解けてきた警戒心がまた強くなります。
辛抱強く声をかけてインコから近づいてくるのを待ちましょう。
手から餌をあげる。
次の目標は手に近づいてもらい、手から餌を受け取ってもらうことです。
声をかけながら、手から大好きなオヤツをあげましょう。
最初はこわごわと近づいてオヤツをとったらすぐに逃げるかもしれません。
オヤツをとったら半分成功です!
このまま諦めずに続けてください。
手からオヤツをもらうことで、手=こわくない、うれしいものと感じてくれるようになります。
手に乗せる時間を少しずつ伸ばしていきましょう、決して焦ってはいけません。
頬→背中→わきの下をゆっくり撫でていく。
最後は触れる場所を少しずつ増やすことが目標です。
インコは頬や頭をナデナデされるのが大好きです。
手に乗ってくれるようになったら頬の下のほうから少しずつ頬を撫でていきましょう。
このとき、無言で撫でるとびっくりしてしまいます。
「ナデナデするよ~」「こちょこちょこちょ~」と赤ちゃんをあやすように声をだしながら撫でていってあげてください。
最初はびっくりして指を噛んでくるかもしれません。
そのときは無理をせずに次の機会にしましょう。
無理に撫でようとすると、指そのものを嫌うようになります。
頬をカキカキすることができたら、頭、背中、わきの下と少しずつなでていきましょう。
気長に続けましょう。1回のカキカキ時間は慣れるまでは1分程度にしましょう。
臆病なインコの接し方、なつかせ方。ベタ鳴れにする3つのコツ!まとめ
- 臆病なインコは人のちょっとした動きにびくっとしたり、噛みついたり、ケージからなかなか出てこなかったりします。
- 毎日少しずつ声かけをして警戒心をといていきましょう。
- 大好きなおやつを手から与え、手を好きになってもらいましょう。
- 頬から背中、わきの下などを少しずつ撫でていきましょう。
臆病なインコには、早くなついて欲しいと思いますよね。
しかしインコにも「この人(飼い主)は怖くないのか」「優しい人なのかな」と判断する時期が必要です。
インコのペースでゆっくりゆっくり根気よく慣らしていってください。
ある日突然ベタ慣れになることもありますよ。
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