モモイロインコは愛情深く、人にべったりの子が多いです。
その一方で、なつかない、なつかなくなったという飼い主さんも多い鳥といわれています。
モモイロインコは人の気持ちに敏感な分、寂しさを感じやすい鳥です。
今回はモモイロインコがなつかない原因と対処法を解説します。
モモイロインコがなつかなくなった原因
モモイロインコがなつかなくなった、なつかない原因の大半は大まかにこういったものが挙げられます。
- 環境がかわってしまった。
- 嫌がることをした。
- ひとりぼっちの時間が長い。
モモイロインコは、陽気で人懐こい反面、飼い主が関心を向けてくれないと強い寂しさを感じるようになり、いずれなつかなくなります。
突然なつかなくなった場合、これらの原因であてはまるものがないか確認してみてください。
環境がかわってしまった。
お迎えしたばかり、模様替えで環境がガラッと変わると警戒心が強くなることがあります。
ショップで人懐こく接していていたのは、ショップの環境に慣れていたからです。
新しい環境になれるまで、少なくとも3日は構い過ぎないようにしましょう。
環境に慣れる期間=ゆっくり休ませる期間でもあると考えましょう。
嫌がることをした。
羽根や足をつかんでイタズラした、しぐさが可愛く思えて何度も驚かせてしまった、急にとんできて思わず手で払いのけてしまった、このような経験はありませんか?
人にとっては軽いイタズラ、スキンシップ、不意の事故でも、モモイロインコにとっては「人に嫌な事をされた」ことになります。
インコにイタズラをすることや、手荒く扱うことは信頼関係を損なうだけなく、場合によっては命に関わる場合がありますので絶対にやめましょう。
ひとりぼっちの時間が長い。
手乗りモモイロインコは人と多くの時間を共有することを強く望みます。
そのため、構う時間が少なくなったり、最低限のお世話しかされないと、モモイロインコは寂しさから人への興味をなくしていき、なつきが悪くなっていきます。
モモイロインコをなつかせるポイント
- コミュニケーションの時間をしっかりとる。
- 時間がないときは放鳥を控える。
モモイロインコをなつかせるポイントは、「人との時間が楽しいもの、嬉しいもの」と認識させることです。
モモイロインコにとって、楽しい事、嬉しいことがどういったことなのか、一緒に考えて行きましょう。
コミュニケーションの時間をしっかりとる。
人に慣れたモモイロインコにとって、飼い主や家族とのふれあいの時間は何より嬉しいことです。
毎日最低1時間以上の放鳥とコミュニケーションタイムを確保してあげてください(理想は3時間です)。
放鳥は運動不足、ストレス解消にも役立ちます。
時間がないときは放鳥を控える。
時間が押しているときの放鳥は、飼い主に気持ち的な余裕がないため、誤って踏んでしまった、ケージに入れようとしてうっかり逃がしてしまった、という取り返しがつかなくなる事故に繋がることもあります。
このように、飼い主に余裕のない放鳥は実は非常に危険です。
時間がないときは放鳥を控え、愛鳥とゆっくり向き合えるときに放鳥するように心がけましょう。
放鳥は愛鳥にとって飼い主と触れ合う「幸せな時間」です。コミュニケーションタイムを事務的に行うことはインコにとってとても悲しいことです。
「ながら放鳥」はせず、しっかり向き合って愛鳥の精神面、健康面をケアしてあげてください。
※こちらで、なつかないときに考えてほしい項目をあげておきましたので確認してみてください。
■インコになついてもらうためにやるべきこと。見落としがちな3つ!
モモイロインコがなつかない原因と対処法。やってはいけない接し方。まとめ
- 手乗りモモイロインコは陽気で優しい性格な反面、人と接する機会がへると寂しがってしまいます。
- 嫌がることをしたり、放置し続けたりするとなつかなくなります。
- 放鳥は忙しい時は避け、放鳥する時は愛鳥との時間を中心にしてあげてください。
モモイロインコは愛情深く、人のそばにいるのがとても大好きです。
しかし、あまりに構ってもらえない、要求が通らないと、人に期待するのを諦めてなつかなくなってくることがあります。
これはあまりに悲しいことです。
忙しい日でも極力コミュニケーションをとる工夫をして、寂しがらせないようにしてあげてください。
留守番中はおもちゃを多めにケージに入れておくと良いでしょう。
※モモイロインコの詳しい飼育方法はこちらをチェックしてみてください。
check!モモイロインコの飼い方と特徴、注意点。おしゃべりなど。
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