インコの飼育において古くから重用されている飼料「塩土(エンド)」。
ミネラル補給に欠かせない大事なものですが、与え方にコツがあり、誤った用法ではかえってインコの健康を害してしまいます。
今回はインコに塩土を与える必要性と与え方、注意点。食べない時のコツについて解説します。
塩土とは
塩土とは、赤土にボレー粉、塩などを混ぜ固めた鳥類用ミネラル補給の飼料です。
炭など独自の成分を配合した「黒塩土」などもあります。
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インコの正しい塩土の与え方、食べない時のコツ
塩土は過剰摂取を避けるため、毎日ケージに入れっぱなしにするのは避けましょう。
火曜日に入れて翌日の水曜日に取り出すといった風に、週に1、2回、終日与える程度でOKです。
食べないようなら粉状に砕き、小スプーンの先くらいの量を主食に降りかけて与えましょう(週1~2回程度で十分です)。
塩土を与える時の注意点
- ペレットが主食の場合は量を調整する。
- 事前に塩土を殺菌する。
- 汚れたら取り替える。
下記の解説を参考に、個体や飼養環境に応じて調整していってください。
ペレットが主食の場合は量を調整する。
ペレットが食事全体の8割以上を占めている場合は、改めて塩土を与える必要はありません。
ペレットにはミネラルが計算されて配合されているため、ミネラルの過剰症の危険があり、かえって害になることがあるためです。
事前に塩土を殺菌する。
塩土の主原料は土です。
そのため、何らかの雑菌が生息している可能性があります。
もちろん、そのまま与えても問題ないように管理され製造されていますが、心配な場合は小さく割って天日干しして消毒して与えるのも良いでしょう。
ケージにいれていて排泄物で汚れてしまった、水濡れして埃がついてしまった場合は、その部分を削って与えてください。
汚れたら取り替える。
塩土をケージに入れっぱなしにすることは、排泄物で汚れたり、雑菌が繁殖するリスクが高いです。
痛みやすいものではありませんが、汚れが目立ってきたり、飲み水などでぬれてしまったものは新しいものに交換しましょう。
痛みが心配、汚れが気になる場合は3~4ヶ月に1回は全取替えしても良いです。
インコに塩土を与える必要性と与え方、注意点。食べない時のコツ!まとめ
- 塩土(えんど)は鳥類のミネラル補給に欠かせない飼料です。
- 塩分が強いため、常設すると、塩分の取り過ぎの危険があります。
- 食べない場合は粉状にして主食にほんの少しふりかけましょう。
- ペレットは必要なミネラル分が含まれていますので、ペレットが主食の場合は与える必要はありません。
塩土はインコにとって必要なミネラルを補充できる重要な飼料です。
しかし、与え過ぎは健康に良くないこともありますので、与えっぱなしはやめましょう。
飼い主のほうで与える量を管理することが適切な塩土の与え方です。
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