キンカチョウ(錦花鳥、錦華鳥)は日本で古くから愛されている、スズメの仲間です。
セキセイインコや文鳥とは違ったタイプの鳥なので、手乗りやベタ慣れにさせたい人にはちょっと注意が必要です。
今回は飼育する前に絶対に知っておきたい、キンカチョウの飼い方/鳴き声・特徴・種類・寿命・値段/価格について解説します。
キンカチョウの特徴と値段、寿命
原産国 | オーストラリア、インドネシア等の乾燥地域 |
寿命 | 5年~7年 |
お迎え平均価格 | 2000円~6000円 |
大きさ | 約10.0cm~10.5cm |
キンカチョウは漢字で「錦花鳥/錦華鳥」と書き、体長10センチほどのスズメの仲間です、
明治時代に日本に入ってきて、愛玩鳥として定着しました。
品種改良も盛んに行われ、色変わりは50種類を超えます。
キンカチョウは雌雄の判別が容易で、オスは胸に白黒の縞模様で頬はオレンジ色です。
メスは胸の縞模様と頬のオレンジ色が有りません。
雛は弱い部分がありますが、成鳥になると比較的丈夫で、鳴き声も小さめなので、集合住宅でも飼育できます。
キンカチョウの性格。手乗りにできる?
キンカチョウは気が強くて人にもよく懐くことで知られている文鳥とは違い、繊細で用心深い性格の鳥です。
元々スキンシップを好むタイプではありませんので、雛から育てると手乗りにすることはできますが、ベタ慣れにするのは少々難しいでしょう。
手乗りでも構う時間が少ないと荒鳥になってしまいますので、手乗りにした後もスキンシップを続けましょう。
基本的には観賞用として飼育する鳥の側面が強く、手乗りやコミュニケーションを楽しむなら他の種類の鳥が良いでしょう。
キンカチョウの鳴き声
キンカチョウはミャアミャアと鳴きます。猫っぽいとよく例えられる鳴き声です。
鳴き声自体は大きくありませんが、よく鳴きますので、「静かな鳥」ではありません。
キンカチョウの飼育方法と注意点
キンカチョウを飼育するに当たって、いくつかの注意点があります。
- ツボ巣は保温効果が期待できますので入れましょう。
- 水入れは意識して交換しましょう
- 餌入れは複数用意しましょう。
ツボ巣は保温効果が期待できますので入れましょう。
キンカチョウの飼育ケージは1羽~ペア飼育なら、フィンチ用のケージで十分です。
ツボ巣は保温の効果もありますので、入れてあげてください。
また、ツボ巣の中でフンをすることが多いので、ツボ巣は消耗品と捉えて、定期的に交換してあげるようにしましょう。
水入れは意識して交換しましょう
キンカチョウは水遊びが非常に大好きな小鳥です。
水入れで水遊びをすることが多く、汚してしまうので、こまめに水入れは交換しましょう。
餌入れは複数用意しましょう
キンカチョウの食事はとても散らかします。
特に、殻付きシード類非常に飛び散りますので、 飛散防止のカバーがついたタイプの餌入れをオススメします。
それでも、散らかる事は間違いありません。
ケージ外に飛び散った分はハンディクリーナーなどを用意してこまめに掃除してあげてください。
主食の他に、ボレー粉を常備する必要がありますので、小型の餌入れも用意してください。
洗う時の予備なども含めて2個ずつ用意しておくと良いでしょう。
キンカチョウのえさ(主食)
混合シードを与えましょう。
一般的に売られている「小鳥のえさ」で、十姉妹や文鳥などの小型フィンチに適していると記載があればOKです。
必ず皮付きにしてください。
殻が散らかってしまいますが、皮付きシードは栄養が桁違いです。
シードの皮を剥く行為も、キンカチョウにとってはストレス解消、楽しみとなります。
人間の食べ物は絶対に与えてはいけません。
キンカチョウの副食
キンカチョウの副食にボレー粉を常設しておきましょう。
主食とは別の入れ物に少量ずついれて、2~3日ごとに取り替えてあげましょう。
青菜も与えましょう。1週間に1~2回程度与えるくらいで十分です。
毎日与えると発情しやすくなりますので注意しましょう。
キンカチョウの飼い方/鳴き声・種類・寿命・値段/価格総まとめ
- キンカチョウはその美しさとしぐさを主に楽しむ、鑑賞向けの小型鳥です。
- 手乗りにするなら雛からしつけましょう。手乗りはあまり向かない傾向にあります。
- 水浴びが大好きなので、水遊び場を別に用意してあげましょう。
キンカチョウは主にペアでのしぐさや、鳴き声を楽しむ小鳥です。
手乗りなどの密接なコミュニケーションはやや苦手ですが、飼い主さんを大好きな気持ちは同じです。
声をかけて優しくお世話してあげてください。
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