インコは群れで生活しているため1羽での行動に不慣れなことが多く、寂しがりやな個体が実はとても多いのです。
寂しがりやなインコは飼い主に依存してきて可愛さがありますが、問題行動に発展することもあります。
今回は寂しがりやなインコの特徴と接し方、留守番上手にするコツを解説します。
寂しがりやなインコの特徴
- 飼い主にべったり
- 飼い主が見えなくなると呼び鳴きする
- 飼い主がいないと食事をしない
- 放鳥すると飼い主のそばから離れない
- 一羽で遊ぶのが苦手
寂しがりやなインコはとにかく飼い主さんの姿を求めます。
姿がみえなくなると再び飼い主さんが出てくるまで大声で鳴き続ける「呼び鳴き」という問題行動を起こしてしまうでしょう。
ずっと鳴いているので近所迷惑になってしまうのはもちろんのこと、インコ自身の体力も心配です。
また、留守番中は一切餌を食べない、飼い主が帰宅したらドカ食いをするという困った子もいます。
こういったことにならないためにはどうすれば良いのでしょうか。
寂しがりやのインコの接し方
寂しがりやのインコとの接し方にはいくつかのポイントがあります。
大切なのは「飼い主への信頼と安心感を与えること」です。
具体的にはどういう事なのでしょうか。詳細をみていきましょう。
「飼い主が必ず戻ってくる」安心感を教える
寂しがりのインコは飼い主の姿がみえなくなると再び飼い主が出てくるまでずっと呼び続ける個体がいます。
これを「呼び鳴き」といい、インコの騒音問題の代表的なものです。
それは「飼い主が戻ってくるかわからない、もう戻ってこないかもしれない」「どこいくの?帰ってきてよう」という不安があるからだといわれています。
そのため飼い主がでかけても戻ってくるという事をインコに教えて安心感を持たせることからトレーニングしていきましょう。
トレーニングの方法は簡単です。
インコの部屋からでて3分たったら戻る、5分たったら戻る、10分たったら戻るというように、「飼い主はいなくなっても必ず戻ってくる」ということを教えていきます。
ポイントは「呼び鳴きしているときは戻らない」ことです。
呼び鳴き中は戻らずに、鳴きやんでおとなしくなったら部屋に戻ってたくさんほめましょう。
こうすることで「おとなしくなったら飼い主が戻ってきてくれる、嬉しい!」と学習するようになります。
留守番の環境を工夫する
寂しがりのインコにとって、留守番はとても不安でたまらない時間になります。
家に一羽で何も音もしない部屋にいるのは寂しいことでしょう。
そんな留守番中の寂しさを軽減することが非常に重要になってきます。
テレビやラジオをつけっぱなしにしたり、留守番のときだけの特別なオモチャやおやつを準備して、留守番の寂しさを感じさせない工夫が大切です。
ひとり遊びが上手くなることで留守番が上手になり、寂しい気持ちでいる時間が短くなっていきます。
寂しがりやなインコの特徴と接し方。留守番上手にするコツ!まとめ
- 寂しがりなインコの特徴として、飼い主にべったり、飼い主の姿がみえなくなると鳴き続ける・エサを食べなくなるなどが挙げられます。
- 飼い主はいなくなっても必ず帰ってくるという安心感を与えることが、呼び鳴きの改善策のひとつです。
- 留守番させるときはテレビやラジオをつけっぱなしにして気分を紛らわせておくのも有効です。
- 留守番中だけの特別なおもちゃやおやつがあると次第にひとりで遊ぶことを覚えていきます。
寂しがりやのインコの特徴と接し方をまとめてみました。
留守番が上手なインコ、上手くないインコは個体差もありますが、飼い主さんが根気良く教えていけば少しずつ改善されていきます。
愛鳥が寂しい思いを少しでもやわらげられるように、飼い主さんができることをコツコツはじめていきましょう。
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