インコの健康管理において、大切なもののひとつが「水浴び」です。
種類によっては全く必要としない場合もあれば、毎日のように水浴びをするのを好む種類もいます。
特に文鳥は水浴びが大好きです。
今回はインコ、小鳥を水浴びをさせる際のポイント、注意点をまとめました。
インコにとっての水浴び
インコにとっての水浴びは寄生虫を落としたり、体の汚れを落としたり羽毛に刺激を与えたりと、様々な作用があります。
人間でいう「お風呂」のようなものです。
羽毛を綺麗にし、健康を維持するには欠かせないものなのです。
元々水浴びをほとんど必要としない鳥もいます。
そんな鳥でもたまに霧吹きで、湿らせてあげると喜びますよ。
水浴びはいつから?時間は?
羽根が生え揃う、生後1ヶ月過ぎから水浴びができるようになります。
インコにとって水浴びは細菌を落としたりするお風呂代わりなので、冬場も関係なく水浴びします。
ただし羽根の生え変わり時期や発情時期などは、体力が落ちるため水浴びは避けましょう。
水浴び時間は大体10分前後が好ましいです。
あまり長くすると体温が奪われる場合があります。
いつもと様子が違う、おかしいと感じたら、無理に水浴びをさせてはいけません。
病院に連れて行きましょう。
水浴びのさせかた
水浴びをさせてみたい場合、底の浅い容器に最初はインコの足が半分くらい浸かる量の水をいれインコのそばにおきましょう。
水浴びが好きなインコなら、自分から入ってきます。
最初は慣れない場合が大半
個体によっては、慣れるまで時間がかかったり水浴びが苦手な子もいます。
決して無理に水をかけたりしてはいけません。
保温機能を持つ羽毛までぬれてしまい、体温が奪われてしまいます。
あらかじめ水浴び用の容器を常に見える場所におき、慣れさせることもひとつの方法です。
インコを水浴びさせるときの注意点!
水浴びの注意点は以下のとおりです。
1:強制的に水をかけない。
鳥は自分で、体のどこに水をかけるかをしっかり判断しています。
人が強制的に水をかけるのは羽毛を余計にぬらし、体温を奪う原因になるため絶対にやってはいけません。
2:お湯やぬるま湯は厳禁!
鳥の羽毛の表面には、水をはじく油がついています。
この油はお湯に溶けてしまうため、絶対にお湯を使ってはいけません!
水浴び用の水は、10度前後の水が適しています。
注意点はこちらにも書いていますので、あわせてお読みください。
■インコの冬の水浴びについて。ぬるま湯は危険!
インコや文鳥の水浴びはいつから?温度や時間、注意点まとめ
- インコや文鳥は水浴び大好きで衛生面でも効果があります。
- 水浴びは羽根が生え揃う生後一ヶ月過ぎから可能です。
- お湯は使ってはいけません。
- 強制的に水をかけないようにしましょう。
愛鳥が水浴びをしている仕草はとてもかわいいもの。
成鳥になってから水浴びはなかなか覚えないので、小さいときから少しずつ慣らすとよいでしょう。
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