セキセイインコは雛から人の手で育てると手乗りになり、よくなついてくれます。
しかし、手乗りインコなのに、ケージからなかなか出てこないというときがあり、飼い主さんは寂しくなりますよね。
これには理由があります。
今回はセキセイインコがケージから出たがらない時の対処法を紹介します。
セキセイインコがケージから出たがらない理由と対処法
セキセイインコがケージから出たがらないのにはいくつかの理由があります。
- 人の手を怖がっている。
- 要求が通らず信頼関係が崩れてしまった。
- ケージのおもちゃや鏡に夢中。
それぞれ、理由の詳細と対処法を解説します。一緒にみていきましょう。
人の手を怖がっている。
セキセイインコを捕まえるとき、無理やり背中からつかんだりしていませんか?
インコは背中から捕まれること=捕食者に捕まえられることと本能で認識しており、非常に嫌がります。
背中から捕まえ続けると手を怖がり、ケージへ差し伸べられた手を嫌がって出てこなくなります。
対処法として、インコの正しい持ち方を実践し、手から餌を与えるなどして、手を好きになってもらうようにしましょう。
check!インコの正しい持ち方。怖がらせない方法でベタ慣れインコ♪要求が通らず信頼関係が崩れてしまった。
いくら鳴いても飼い主は振り向いてくれない、世話のときも機械的に世話して声かけもない、そういう風に認識し、飼い主に期待しなくなった結果、人から距離をおくようになります。
こうなると、セキセイインコにとって、ケージから出るのは楽しくない(良いことがない)ことなので、なかなか出てきません。
お世話の時は愛鳥の目をみて声をかける、たくさんほめてあげることを毎日続けましょう。
気が向いたときだけ構ってもインコには伝わります。
ケージのおもちゃや鏡に夢中。
セキセイインコには意外と多い原因がこれです。
ケージ内のおもちゃや、鏡に写る自分を恋愛対象にして夢中になり、ケージから出てこなくなることです。
発情を促進することにもなりますので、鏡に吐き戻しや求愛ラブソングをずっと行っている場合は、いったん発情対象のおもちゃを取り除きましょう。
無理して放鳥する必要はありません
放鳥は愛鳥とのコミュニケーションや、運動不足の解消など、無くてはならないものです。
できる事なら、セキセイインコなら毎日1回最低30分は放鳥タイムを設けるほうが良いと考えます。
しかし、インコにも感情があり、今日は出たくないという気分のときもあります。
特に換羽(羽根が生えかわること)時はイライラしたり、体調がすぐれないことがありますので、ケージから出てこなくなることも良くあります。
そういうときはインコの気分を尊重し、放鳥をお休みしましょう。
セキセイインコがケージから出たがらない時の対処法。効果的です!まとめ
- セキセイインコがケージから出たがらないときには理由があります。
- 人の手を怖がっていたり、コミュニケーション不足などで人を怖がるようになります。
- ケージ内に求愛対象があるとケージから出なくなります。
- 放鳥はインコの気分を尊重して無理に行う必要がありません。
セキセイインコがケージから出てこないのは寂しいですよね。
普段のお世話の仕方に何か問題がないか見直して、どこに嫌われてしまった原因があるのかを突き止め、対策をしましょう。
こつこつコミュニケーションを重ねれば、必ず懐いてケージから出てくれるようになります。心配要りませんよ。
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