冬場はインコの保温に頭を悩ます飼い主さんも多い季節です。
インコの保温に「電気毛布」「カイロ」「ダンボール」「ストーブ」は使えるのでしょうか。
実は保温に向かない、適さないものもあります。
保温しているつもりが、実はほとんど効果がないものも…。
それぞれの詳細と使い勝手をまとめました。
インコの保温に大切なポイント
インコは呼吸で暖かい空気を吸収し保温するので、インコを保温する際はインコの周囲の空気を暖めるのがポイントです。
インコを直接暖めても効果は薄いので注意しましょう。
保温は初めて冬を越す雛や若鳥、病気などで体調が思わしくない個体には必ず行うようにしましょう。
電気毛布
電気毛布は鳥の保温をするようにできていませんので、使ってはいけません。
あくまで電気毛布は人の保温用に作られている商品です。
人が快適に感じる温度になるように作られているため、鳥に使うのには不適切です。
また、インコがいたずらすることで感電、火災の危険性もあります。
電気毛布でインコを保温するのはやめましょう。
カイロ
カイロは移動時など短時間かつ、人がみながら使うのであれば(放置で使わない)、使えます。
酸素不足になりやすいので、密閉した環境化で使うと窒息などの危険性が生じます。
そのため、留守番時の保温など、長時間の使用をしてはいけません。
カイロは移動時の保温に遣いましょう。
就寝時やお留守番の保温には不向きです。
ダンボール
ダンボールは温度変化が少なく、室内で雛の間飼育する場合などのケージの囲い材兼保温材として、実はおすすめできる材料です。
飼育環境としては向きません。あくまでケージを囲って使用、短期間での飼育に使いましょう。
囲う際はすべてを囲うのではなく、通気や明るさを取り込む工夫をする必要があります。
ストーブ
基本的にストーブ類は空気を汚しやすく、表面温度が非常に高いので保温には向きません。
火傷や事故の危険性も高いため、ストーブを使っている部屋での飼育や放鳥は十分に注意して行いましょう。
ストーブを置いた部屋でのインコの飼育は事故の報告が多く、人の十分な監視下の下で使うか、避けたほうが良いでしょう。
インコの保温には専用のものを使う!
インコの保温には、専用のヒーターや保温材を中心に使うほうが安全です。
人が使うために作られた保温器具は思わぬ事故を招く危険があります。
急な冷えに対応できるように、10月から保温器具を新調したり、きちんと動くか、保温球が切れていないかなどのチェックと準備をするようにしましょう。
夜中の故障に対応できるよう、予備も準備しておきましょう。
インコの保温に電気毛布、カイロ、ダンボール、ストーブは使える?
- インコの保温は空気を暖めることがポイントです。
- 電気毛布は感電、事故の危険性があるため推奨しません。
- カイロやダンボールは管理下で、短期間、短時間での使用にしましょう。
- ストーブは空気を汚し、事故のリスクが高いので、部屋で使うときは十分注意してください。
人にとっては安全、快適なものでも、鳥にとっては危険なものはたくさんあります。
保温器具ひとつとっても人間用と鳥用は大きく違います。
インコ専用に作られた器具を正しく使うことが事故を減らすポイントです。
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