昔から共に手乗りインコとして有名なセキセイインコと文鳥は両方飼育している人がとても多いことで知られています。
その大きさが近いことから、セキセイインコと文鳥を同じケージに同居させたい!と思う人も少なくありません。
しかし、セキセイインコと文鳥の同居には思わぬ落とし穴があります。
今回はセキセイインコと文鳥の同居について解説します。
セキセイインコの性格
セキセイイインコはよほど臆病なタイプでない限り、人にも鳥にも友好的で自分のほうから「あそぼうよ!」と寄ってくるタイプが多いです。
遊び好きで好奇心が旺盛なため、ひとつのことに集中すると他を忘れてしまう面もあります。
他の鳥に対しては最初は警戒したり様子を見ることがありますが、総じて友好的といえるでしょう。
文鳥の性格
文鳥はオスは陽気で活発、メスは穏やかな性格が多いです。
知らない人やものに対しては警戒するそぶりをみせますが、なれてしまえばとても積極的です。
特に人に慣れた文鳥は人に強い愛情を求め、その他の鳥や人に対し嫉妬する傾向にあります。
嫉妬する対象に非常に攻撃的になり、体格差があっても平気で向かっていきますので、体格差がある鳥との放鳥は注意が必要です。
セキセイインコと文鳥の同居は可能?
結論から言うと、セキセイインコと文鳥の同居(同じケージ)はやめたほうがいいでしょう。
どちらかといえば、文鳥が同種を含め、ペアや小さいころから一緒に飼育しない限り、基本的に同居に向きません。
文鳥は自分が愛情を向ける相手以外にはキツくあたる傾向があり、その見た目に反してケンカも激しい一面があります。
セキセイインコも文鳥も嘴が小さく鋭いため、どちらかが本気で噛みつくと大ケガは免れません。
ケージは別々にし、放鳥時に一緒にするほうが良いでしょう(飼い主さんはしっかり監視してください)。
また、放鳥中に仲良いようにみえても、換羽時期や繁殖期のイライラで攻撃的になる場合があります。
不測の事態をさけるためにも別々のケージで飼育してあげてください。
セキセイインコと文鳥の同居は可能?知らないと危険!注意点まとめ
- セキセイインコは好奇心旺盛で遊び好き、他の鳥とも仲良くできます。
- 文鳥はキツい気性の子が多く、愛情を注ぐ対象以外の人や鳥に対して攻撃的になることがあります。
- 文鳥は基本的に別の種類の鳥との同居は難しく、同じ文鳥同士でも相性があわないときは別々の飼育を推奨します。
- 基本的に別々のケージで生活し、放鳥時のみ一緒にさせるほうが無難です。
セキセイインコは基本的に友好的で他の鳥とも仲良くできます。
しかし文鳥は強すぎる愛情表現と嫉妬深さのため、鳥同士の相性をかなり選びます(そこがまた可愛いのですが!)。
同居はさせずに放鳥時だけ一緒にするようにしてください。
放鳥時も喧嘩やおいかけっこを繰り返すようであれば、放鳥時間をずらすなどの対策をとるようにしてください。
たかが鳥同士のけんかと思うかもしれませんが、場合によっては大怪我や死なせてしまうこともあるのです。
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