インコが食べてはいけない、有害食物は非常に多いですが、それと同じくらい有害物質も多く、インコを飼うなら知っておかなければいけません。
知っておかなければ、愛鳥が危険な目に遭うかもしれません。
人間にとって身近でありふれているもので危険なんて思わないものにインコにとって有害なものが多いのです。
インコにとって有害なもの
私たちが日ごろ何気なく目にして使っているものの中に、インコにとって有害なものがとても多いです。
放鳥中にかじって中毒を起こしたり、大怪我をすることも珍しくありません。
インコは人の想像外の遊び方をします。
今一度放鳥スペースのチェックを行ってください。
インコにとって有害なものは沢山ありますが、代表的なものを紹介します。
- タバコ
- テフロン/フッ素加工のフライパンや調理器具
- オーブンレンジ
- 亜鉛
- 接着剤/ペンキ/シンナー/殺虫剤/ヘアスプレー
- 線香/蚊取り線香/お香の香り
- ビニール/紐類
- 輪ゴム
- ジェル/ビーズ/ビー玉/ボタン
- 観葉植物
※随時追加していきます。
タバコ
タバコに含まれるニコチンが有害です。
人間にとっても有害物質ですね。
特に呼吸器に重篤な影響を及ぼします。
インコがいる部屋での喫煙は極力避け、換気をしっかり行うようにしてください。
テフロン/フッ素加工のフライパンや調理器具
テフロン加工/フッ素加工のフライパンなどの「焦げ付き防止」に使われている物質、ポリテトラフルオロエチレンが猛毒。
加熱したフライパンから、有害なガス(=フッ素化合物)が発生し、そのガスで鳥が急死する事があります。
発症すると10分~で死に至る致死性の高い物質です。
インコがいる家庭では調理器具、フライパン選びを慎重に行う必要があります。
※詳しくはこちらをお読み下さい。
check!インコに安全なフライパン!テフロン加工/フッ素加工品は危険!
オーブンレンジ
換気せず使い、発生したガスで小鳥が急死した報告があります。
発症から落鳥まで10分程度と、救命する間もなく死に至らしめるので、予防が何より大切になります。
※詳細はこちらをお読み下さい。絶対に知っておいたほうが良いです!
■注意喚起!オーブンレンジの使用でインコが急死。フッ素ガス中毒まとめ
亜鉛
カーテンの重りに使われており、放鳥時にかじって、亜鉛中毒になった例が報告されています。
亜鉛に限らず、金属中毒は存在しますので、金属の類は口に入れさせないようにしましょう。
check!インコの餌に金属片/鉱物の異物混入。冷静な対応をしましょう。
接着剤/ペンキ/シンナー/殺虫剤/ヘアスプレー
鳥のいる部屋で使うと急性中毒になることも。
基本的に化学物質、科学溶剤はインコにとって猛毒です。
線香/蚊取り線香/お香の香り
アロマ効果がある、お香の煙も、人にはリラックス効果をもたらしますが、実は鳥には有毒です。
吸入後早ければ数分で呼吸困難、歩行異常などの症状がでてきます。
※アロマ香料の落鳥被害も増えています。あわせて確認してください!
check!アロマのインコへの影響、アロマディフューザーの危険性について。
ビニール/紐類
誤飲すると体内で詰まり危険です。
小型インコは爪の先ほどのビニールの誤飲でも命取りになります。
輪ゴム
輪ゴムをはじめとするゴム製品は首や足に絡まると大事故になるおそれが非常に高いです。
食べてしまっても有害です。
オモチャの材料として使っている人がとても多いので、絶対にやめましょう。
※手作りオモチャを作る前にチェック!
check!インコのおすすめのおもちゃと手作りの注意点
ジェル/ビーズ/ビー玉/ボタン
たまにケージにおもちゃとして入れている人がいます。
誤飲すると体内で膨らんだり、詰まったりして大変なことになります。
窒息の危険があるほか、状況によっては開腹手術が必要になることもあります。
観葉植物
口に入れると中毒を引き起こすものがあります。
一覧をまとめましたのでご確認下さい。
身近な植物ばかりで驚かされます。
check!インコ/オウム/小鳥に危険な観葉植物一覧!必読!
インコにとって有害物質まとめ
- タバコやテフロン加工のフライパンから出る煙など、空気を汚すものは基本的に有害!
- ビニールや紐は誤飲や思わぬ事故の危険が!
- 観葉植物は、中毒の原因にも。
ビニール、フライパン、タバコ・・・。
どれも人間生活には身近にあるものばかりで、「危険な意識」がなく、インコの前で使っていることが多いのではないでしょうか。
しかし、インコにとっては、どれも魅力的なオモチャにみえてしまうのか、目を離すとすぐイタズラしてることもあります。
鳥さんは、人間が想像もつかないような遊び方をします。
放鳥中は絶対に愛鳥から、目を離してはいけません。
特に台所は、煙や、火を使う場所です。
やけどだけでなく、煙を吸い込むことでの弊害もありますので、キッチンには絶対に入れないようにしましょう。
(特に今はオープンキッチンが普及し事故も多いのだそうです。)
大切な愛鳥の命を救うのは、飼い主であるあなただけです。
しっかり注意してあげてください。
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