オカメインコの雛は非常にデリケートで、小鳥を飼った事がないインコ初心者には難しいところがあるインコです。
オカメインコの雛の体重が増えない時はすぐに対処しないと命に関わります。
今回はオカメインコの雛の体重の目安、推移と体重減少の時に知っておくことをまとめました。
オカメインコの雛の体重からみる雛の選び方
オカメインコの雛の体重は個体差もありますが、ショップに最速で並び始める生後1ヶ月~生後1ヶ月半のオカメインコの雛の体重は80g~110gが目安です。
※ここでいう個体差はあくまで、きちんと食事がとれて、健康的に育っている雛が前提です。
70g以下の雛は軽過ぎます。
ショップで販売していい体重とはいえず、お迎え後も体重維持や育てるのに苦労するでしょう。
生後1ヶ月の体重が大切な理由
骨格が作られるころの生後1ヶ月の雛で体重が軽いと、その後の成長に悪影響がでる場合があります。
それ以上に骨格が発達することは難しいので、生後1ヶ月の体格、体重が本当に大切なのです。
はじめてオカメインコの雛を飼うのであれば、生後1ヶ月~1ヶ月半の雛で80g以上の体重の雛を選びましょう。
他にも羽がぱさついていない、太ももがしっかりしている、元気よく餌をねだっているとより元気であるといえるでしょう。
うずくまっていたり、生あくびが多かったりしている雛、もしくは同じケースにいる雛は避けたほうが良いでしょう。
※雛の選び方のポイントはこちらもチェックしてみてください。
■インコ、小鳥の雛の選び方(オカメインコ コザクラインコ 等)
■オカメインコの種類とお迎え価格
オカメインコの雛の体重減少について
オカメインコの雛は生後1ヶ月~1ヶ月半に約110~120gをピークに少しずつ減少していきます。
飛べるようになるために体を絞るからです。
ずっしりしていたおしりが少しずつ小さくなっていきます。
最終的に75gから90gくらいで成鳥の体重になります。
このときの注意点として以下のポイントを確認してください。
・体重減少が急過ぎないかチェックしましょう。
・食事はしっかりとっているか確認しましょう。
これらについて解説します。
体重減少が急過ぎないかチェックしましょう。
初飛行に向けての体重減少はとても緩やかです。
大体2週間かけて20g~30gほど体重が落ちます。
1日で体重の1割=10g以上減少した場合は緊急事態なのですぐに獣医さんに診せましょう。
お迎え時、体重減少時期にさしかかり「挿し餌を食べてもどんどん痩せていく」「挿し餌の量が減ってきた(食事の切り替え時期)」というので心配になってしまうこともあります。
お迎えの環境変化のストレスで食べないこともありますので、お迎え時期と体重減少が重なった時は必ず獣医さんに診せましょう。
食事はしっかりとっているか確認しましょう。
健康なオカメインコの雛なら、体重減少時期でもしっかり餌を食べます。
挿し餌から、一人餌への切り替わり時期でもありますので、床に撒いた餌を自分で食べるようになったら、少しずつ挿し餌の量と回数を減らして、自分で食べるようにしていきましょう。
※一人餌への切り替え方法はこちらをお読み下さい。
■インコの挿し餌の期間はいつまで?切り替え、卒業方法まとめ
※体調の変化や不調の時の対処法はこちらをどうぞ。
■オカメインコが元気がない、寝てばかりいるときの対処法まとめ
オカメインコの雛の体重の目安と体重減少の時に知っておくこと!まとめ
- オカメインコの生後1ヶ月~1ヵ月半の雛の体重の目安は80g~110gです。
- 飛べるようになるために、少しずつ体重が減少し、最終的に75g~90gになります。
- 一人餌の切り替えは非常にデリケートです。体重が急に減少したらすぐ病院へ!
オカメインコの雛はおしりが大きく、抱いてみてずっしりとした重量感を感じる雛が健康な雛といえます。
70g以下の雛はどうしてもそれ以上に体格が育ちませんので、健康面で苦労する場合がありますので、インコ飼い初心者さんは体格、体重の立派な個体を選びましょう。
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