可愛いしぐさやさえずり、時には芸をするインコをみて「飼ってみたい」と思う人は多いと思います。
実際にインコを飼育すると、生活の一部をインコにあわせたり、時には生活に制限がかかることもあります。
その場の気持ちだけで飼育を始めてはいけません、飼ってしまったら取り消すことはできないのです。
今回はインコを飼育する前に確認すべきチェックリストを作成しました。
インコ飼育前のチェックリスト
インコを飼育する前に絶対チェックして欲しいリストは以下のとおりです。
- 家族の同意を得られていますか。
- 毎日面倒くさがらずにお世話や放鳥ができますか。
- インコの飼育にお金を出してあげられますか。
- たとえ懐かなくても愛情をもってお世話できますか。
- 室温管理のもと、家族の集まる場所にケージを置いてあげられますか。
それぞれどういう意味なのか、確認していきましょう。
家族の同意を得られていますか。
「連れて帰れば、きっと気に入ってくれる」「実際にみたら気持ちも変わるだろう」と、家族の同意を得ないままお迎えしようとしていませんか?
インコの飼育は想像以上に大変です。
毎日のお世話、鳴き声、病気になったらお金もとてもかかります。
家族全員が飼育に同意していない状態でお迎えをしてはいけません。
毎日面倒くさがらずにお世話や放鳥ができますか。
餌やり、水交換、敷き紙交換、放鳥など、インコのお世話は毎日やらなければいけません。
インコは1日でも世話を欠かすと死んでしまいます。
飼い始めだけ熱心にお世話して、次第に家族にまかせっきりにするようでは飼育は難しいでしょう。
インコの寿命は最低でも10年あります。
毎日毎日面倒くさがらずにお世話することが、インコを飼育する最低条件になります。
インコの飼育にお金を出してあげられますか。
インコを飼育すると、お迎え時に必要な「生体代」「ケージ、飼育用品代」に加え、「餌代」「おもちゃ代」「医療費」「電気代(ヒーター/エアコン)」の費用が毎月かかります。
特に小型~中型インコは生体代も比較的安いため、インコの飼育は安いと思いがちですが、それは間違いです。
特に医療費は入院すると1日数千円、手術になると20万くらいかかることがあります。
check!インコの飼育費用、入院、検査などにかかる費用まとめ体質が弱かったり、病院にかかりがちなインコは保険を利用することもひとつの方法です。
check!インコのペット保険は必要?オカメインコ/コザクラインコの保険について。
たとえ懐かなくても愛情をもってお世話できますか。
手乗りインコでも必ず誰にでも懐くとは限らず、お世話してくれる人に必ず懐くとも限りません。
インコにも好き嫌いがあり、良く懐く人や、そうでもない人が出てくることがあります。
一生懸命に世話しているのに懐かず、たまに声をかける程度の家族にベタ慣れという例も珍しくありません。
たとえ、懐かれなくても愛情深く接してあげることはできますか?
室温管理のもと、家族の集まる場所にケージを置いてあげられますか。
インコは寂しがりな個体が多く、特に手乗りであるほど、その傾向があります。
寂しさでストレスを抱えると、毛引きをしたり、呼び鳴きが激しくなったりと問題行動を起こす可能性があります。
そのためインコの生活拠点であるケージは、室温管理ができ、家族の集まるリビングなどにおいてあげることが大事です。
インコを飼育する前のチェックリスト(環境/条件)絶対確認!まとめ
- インコの飼育には家族全員の同意、毎日の世話、出すべき費用、ケージの管理が必須です。
- インコは生体代は安いですが、飼育費用はその何倍もかかります。
- インコは手乗りでも必ず懐くとは限りません。どんな子でも愛情を持って育てられるか考えましょう。
インコを飼うのは簡単です、しかし、「こんなはずではなかった」「想像を違った」からといって途中で飼育をやめることは絶対にしてはいけません。
インコを飼う前にこれらのチェックリストで確認してみてください。
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