考えたくありませんが、愛するインコとの別れのときは必ず訪れます。
ショックでどうしようもなくて、何をすればいいのかわからなくなるでしょう。
予備知識として、インコが亡くなった時に行うことや埋葬の方法を知っておきましょう。
インコが亡くなってしまったとき
例え短くても、種類は違っても、インコは同じ時間と幸せを共有してきた家族です。
しかし動物なので人間と同じお墓に入れることはできません。
そのため、所定の準備とお別れをした後で、ペット霊園に埋葬することになります。
インコとお別れするときに行うこと。
- 体を綺麗にする。
- 遺体を静かな場所に安置する。
- 一緒に火葬できるものを準備する。
- ペット霊園に連絡する。
辛いかもしれませんが、インコとの最後のお別れをきちんと行いましょう。
めぐり合えたこと、幸せな日々をくれた感謝の気持ちをこめて、天国へおくってあげてください。
体を綺麗にする。
一般的にペットは死後2時間ぐらいで死後硬直が始まります。
硬直がはじまると、体を動かしづらくなりますので、硬直が始まる前に体を綺麗にしてあげてください。
羽根をそろえたり、羽毛をブラッシングしてあげましょう。
このとき、思い出として風切り羽根を一枚残す人もいます(羽根の保管や痛みに注意してください)。
そして、氷や保冷剤、ドライアイスを用意し、インコ全体を冷やしてください。
遺体を静かな場所に安置する。
綺麗に整えたインコの遺体は、風通しの良い涼しい場所にダンボールや予め用意した箱に入れて安置してあげましょう。
口や排泄口から体液が流れてくることがあります。これは珍しいことではありません。
予めペットシーツをしいておくと床が汚れませんのでおすすめです。
火葬できるものを準備する。
愛鳥が好きだったおもちゃは、天国でも遊んで欲しいと一緒に持たせたいですよね。
闘病中で大好きなおやつを我慢させた子には「天国ではおなかいっぱいたべてね」と大好物を持たせたい気持ちは当然です。
一緒に火葬できるものはいくつかあります。
- おやつ、フード
- おもちゃ(布製、木製)
- 写真など
金具がついたものや、プラスチック製品などは火葬できない場合があります。
わからないときはペット霊園に確認をとると良いでしょう。
また、納棺する数は3点までに留めるのが良いとされています。
ペット霊園に連絡する。
お別れが済んだらできるだけ最寄のペット霊園に連絡しましょう。
特に夏場は身体が痛みやすいので、1日以内にお別れを済ませて連絡するようにしてください。
インコのペットロス掲示板
今は自宅にも置けるコンパクトなお墓もあります。毎日語りかけたいという人にとても好評です。
庭に埋葬する方法
庭がある場合、庭に埋葬する方法もあります。
穴の深さは小型インコなら20センチくらい、大型インコなら1mくらいの深さが理想です。
伝染病などの衛生上も考え、(特に病気や、老衰以外の突然死で亡くなった場合)穴の底と周辺に消石灰を敷いておくとなおさら良いでしょう。
お見送りをしっかりする
遺体を綺麗に清掃し、整えてあげて、花や好きなもので囲まれた箱に安置してお別れをしっかり済ませましょう。
ペットロスになってしまう人の半数以上が、このお別れをしっかりしていないという報告があります。
天国へ羽ばたいた愛鳥に心配をかけないよう、「今までありがとう」「うちの子になってくれてありがとう」「楽しかったね また会おうね」と言葉をかけてあげてください。
愛鳥もあなたと一緒にすごせたことを幸せだと思ってくれています。それだけは忘れないであげてください。
さいごに
愛鳥との別れは本当に辛く悲しいものです。
宝石のような日々をくれた愛鳥を「今までありがとう」と見送ってあげてください。
愛鳥を失った悲しみが、いつの日かまた出会うインコで癒される日がくるかもしれません。
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