世界の国鳥一覧画像/日本の国鳥はトキではなくキジです！

国鳥はその国を代表、象徴する鳥のことで、国ごとにきまっています。

世界の国鳥はどんな鳥たちなのか、画像や分布情報などを地域別に紹介します。

意外に身近な鳥が実はあの国の国鳥だったということがありますよ！（随時更新中）

アジア

日本:キジ

日本国の国鳥で、愛鳥週間に放鳥されます。

日本の国鳥＝トキと勘違いしがちですが、日本の国鳥はキジです。

日本で国鳥にキジが選ばれた理由として「メスは母性愛が強く、子どもを連れて歩く姿は家族の和を象徴している」「狩猟鳥として馴染み深く、美味であるから」というものなどがありました。

インド:インドクジャク

数千羽から百万羽の群れを成して生活しています。

足が逆に曲がっているようにみえますが、実は人間の脚でいうとかかと部分で、膝の部分はもっと高い位置にあります。

大韓民国:カササギ（非公認）

1964年の韓国日報の国鳥公募で選ばれたものです。

しかし公式には認められていません。

インドネシア:ジャワクマタカ

200-1200mの熱帯雨林に生息します。

ブータン:ワタリガラス

日本においては北海道に冬の渡り鳥としてやってきます。

マレーシア：ホーンビル（オオサイチョウ）

マレーシアではオオサイチョウ、カササギサイチョウといったサイチョウが国鳥です。

ホーンビルともよばれ、「神様の使い」として信じられています。

モンゴル：オジロワシ

モンゴルの国鳥です。

天然記念物で、海岸、河川、湖沼などに生息しています。

北アメリカ/南アメリカ

アメリカ合衆国：ハクトウワシ

日本に生息するオオワシやオジロワシの近縁になる大型のワシです。

かつて絶滅の危機に陥った鳥ですが、懸命な保護活動により、順調に数を増やしています。

世界初の国鳥に認定された鳥です。

アンティグア・バーブーダ：アメリカグンカンドリ

羽根を広げると217-244cmもある巨大な鳥でです。

オスの喉にある赤いポーチのようなものは、メスに対して求愛するときに使います。

バハマ：フラミンゴ

日本に生息するオオワシやオジロワシの近縁になる大型のワシです。

かつて絶滅の危機に陥った鳥ですが、懸命な保護活動により、順調に数を増やしています。

メキシコ：カラカラ

ハヤブサの仲間ですが、ハンターというより、腐った肉を食べるハゲタカなどに近い食性を持っています。

ドミニカ国：ミカドボウシインコ

※画像はアオボウシインコです。

植物食で、果実、種子などを食べ、群れで生活しています。

チリ：コンドル

頭部から首にかけて羽毛がないのは、大型動物の死体に頭を突っ込んで餌をとる際に不衛生にならないためです。

ヨーロッパ

イギリス：ヨーロッパコマドリ

生後1年間の落鳥率が高いため、ヨーロッパコマドリの平均寿命はわずか1.1年だそうです。

イギリスでは人を恐れずに近づいてくるため、国民に愛されている鳥です。

フランス：ニワトリ

フランスの国鳥はニワトリ（雄鶏）です。

ドイツ：シュバシコウ

和名は「赤いクチバシのコウノトリ」の意味です。

「シュバシコウが赤ん坊をくちばしに下げて運んでくる」または「シュバシコウが住み着く家には幸福が訪れる」という言葉があり、幸せの象徴です。

フィンランド：オオハクチョウ

越冬のために、わたってくる渡り鳥です。

日本や黒海沿岸で越冬します。

アイスランド：シロハヤブサ

日本では、少数が冬鳥として北海道などに飛来します。

アルバニア：イヌワシ

大きな木上に巣を作り繁殖します。

毎年同じ場所に巣を作ることが多いです。

ルーマニア：モモイロペリカン

繁殖期に体色が桃色になることより、名前がつけられました。繁殖期以外はほぼ白色をしています。

アフリカ

サントメ・プリンシペ：ヨウム

知能が非常に高く、5歳児の知能を有することが証明された大型鳥です。

コンパニオンバードとして人気があります。

モーリシャス：ドードー

1681年の目撃を最後に絶滅してしまった鳥です。

翼はほとんどなく飛べない、警戒心が薄いという性質から、食用として乱獲されてしまいました。

今では断片的な標本が残っているのみとなります。

国鳥について

国鳥とは、国家機関、鳥類学術機関が選定した場合もあれば、特に選定されず歴史的に認知されている場合など、各国の国鳥選定にはばらつきがあります。

国鳥に選出される決め手として、国の歴史背景、文化なども含めた国民的な知名度・親近感が考慮されることが多くあります。

アジアではキジ、アフリカではツル、ヨーロッパではスズメの仲間が国鳥とされることが多いです。

なお、ペンギンの仲間を国鳥とする国は現在ありません