うっかりケージにカバーをかけわすれてしまった、夜急に冷え込んでしまった、そういった状況で冷えてしまったインコの身体を暖めるのは簡単ではありません。
元気なインコを暖めることと、弱ってしまったインコを暖めることは実は方法に違いがあります。
今回は是非知っておいて欲しい、インコの暖め方を解説します。
インコは冷えに弱い!
インコは低温に非常に弱く、身体が冷えることで内臓を冷やしてしまい、あっという間に体調を崩してしまいます。
小さな身体ですからからだの熱を奪われることは命の危機に直結するのです。
あまりに寒くて、暖房27度で昨夜からずっと付けてるけど、この子だけは寒そう…
他のインコ、文鳥たちは膨らんでない…
マメルリハは、文鳥と同じくらいの大きさで、文鳥よりもふって見えるけど、やっぱり寒いよねぇ
可哀想だけど、ケージの方が絶対暖かい…
でも、さっき戻す時離れなかった… pic.twitter.com/ipU8uBuMmP— はなかご🦜 (@pet_Green63) December 13, 2018
ケージに布をかけずに一晩過ごさせてしまった、冷気の直風が流れ続ける場所にケージをおいてしまった、という飼い主のちょっとした不注意でおこってしまうことがほとんどです。
そして体調を崩してしまうと、立て直すことが犬や猫といった大きな身体の動物と違い、格段に難しい傾向にあります。
普段からインコの飼育環境の室温に気を配り、寒がっていないかをこまめに観察しておくことが大切です。
弱っているインコの暖め方
今回は身体を冷やして弱っているインコの応急処置的な温め方を紹介します。
温めながら獣医さんの診断を受けるようにしてください。
この方法だけで完治したようにみえても診察を受けておくほうが安心です。
1.インコ用ヒーターで空のケージを暖める。
インコは暖かい空気を口から取り込むことで身体を温めます。
そのため、インコを入れるケージとその周囲の空気をヒーターで暖めてからインコを入れてあげましょう。
暖かい空気を効率よく取り込ませることで、内臓をゆっくり暖めることができます。
2.換気をしながら温めたポカリを数滴のませる
身体が温まってきたインコは自分で移動できるようになります。
密閉した場所での加温は酸欠の恐れがあり危険ですので、こまめに換気をしましょう。
人肌にあたためたポカリを数滴ずつスポイトで飲ませてあげてください。
1時間おきに1~2回、1~2日くらい続けて、自力で餌を食べられるまで回復してくるのを待ちましょう。
まとめ
インコは冷えに非常に弱く、たった一晩、ほんの数時間冷気に晒されるだけで命を落としてしまいます。
ケージにカバーをかける、冷気の流れる場所にケージを置かない、こういったことだけでインコを冷えから守ることができます。
万が一、インコが冷えで弱ってしまっても、落ち着いてゆっくり温めてあげてください。
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