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猛禽類(タカ・フクロウ)の訓練方法【初心者向け】

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タカやフクロウなどの猛禽類を訓練するのは簡単なことではありません。

猛禽類(タカ・フクロウ)の訓練方法【初心者向け】

特に初心者は一人でやろうとせず、熟練者の指導の下、訓練することをお勧めします。

今回は初猛禽類の訓練方法を初心者向けに解説したものをまとめました。

猛禽類を訓練するのに必要なもの

猛禽類(タカ・フクロウ)の訓練方法【初心者向け】

猛禽類を訓練するために必要なものとして、以下の道具は絶対に必要になります。

※ケージ、えさなど飼育に必要なものは省いています。

  • エガケ(グローブ):猛禽を扱うのに必要な道具です。専用のものを用意しましょう。
  • 足革:猛禽を繋ぐ時に必要になります。
  • 鈴(鈴革・鈴板):飛んでいった猛禽類の居場所を特定するために使います。通常は左右の足に付けます。
  • 頭巾:目隠しとして特にハヤブサに使います。ハヤブサ類は獲物を追いたいのに追えない時間が続くと行かなくなることがあります。それを防止するために被せる道具です。

鳥の種類や、熟練者の指導によって使う道具が違ったり、増えたりします。

道具の予算は3~5万円が平均的ですが、専門道具なので割高になることもあります。

これはあくまで目安ですので、熟練者の指示に従うようにしましょう。

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猛禽類の訓練を行う場所

猛禽類(タカ・フクロウ)の訓練方法【初心者向け】

訓練を行う場所ですが、野外の開けた平坦な場所がおすすめです。

木が生い茂る場所だと事故にあったり、鳥を見失ってしまうことがあります。

人の往来の少ない時間帯の早朝に訓練をすることが一般的ですが、人以外にも、車や犬、カラスのたまり場が近くにない場所を選んでください。

河川敷など川の周辺は鳥が川を渡ってしまうと追跡が難しくなりますので、初心者には不向きです。

猛禽類の訓練方法

猛禽類(タカ・フクロウ)の訓練方法【初心者向け】

猛禽類の訓練の中で基礎的な訓練は以下のとおりです。

  • 手に慣れさせる
  • 「据え回し」を覚えさせる
  • 少しずつ「渡り」を教える
  • 「渡り」と平行して「振替」を教える

最初は熟練者の指導のもと、万が一の事態に備えて安全に留意しながら訓練を行うようにしてください。

次に、一般的な猛禽類の訓練方法を簡易的に解説していきます。

手に慣れさせる

猛禽類(タカ・フクロウ)の訓練方法【初心者向け】

エガケ(グローブ)をした手で餌を持ち、笛や掛け声をかけながら予め止まり木に止まらせておいた鳥に近づけます。

上にのって餌を食べ始めたら手を動かさずにそのまま待ちましょう。

食事中の鳥を見つめすぎると警戒心が芽生えてしまうので注意してください。

徐々に止まり木と手の距離を離していき、笛ひとつで飛び乗ってくるようになれば一段階はクリアです。

「据え回し」を覚えさせる

鳥をエガケに乗せることを「据える」といいます。

「据え回し」とは、据えた状態を維持しながら室内から徐々に外へ連れ出す方法で、訓練の基本となるものです。

据え回しの最中に車や人が近づいてきたら、鳥に餌を与え、不安感を芽生えさせないようにします。

これを「餌で散らす」といい、猛禽類を訓練する上で大切なことです。

少しずつ「渡り」を教える

猛禽類(タカ・フクロウ)の訓練方法【初心者向け】

長い紐をつけたまま、屋外のどこかに止まらせて呼び、来たら餌を与えましょう。

これを「渡り」といい、起点をかえながら距離を伸ばしていき、どこからでも来るように仕込んでいきましょう。

「渡り」と平行して「振替」を教える

人の手から手へ飛ぶことを「振替」と呼びます。

二人で訓練できる場合は、渡りと平行して「振替」の訓練をするのが一般的のようです。

基本的なやり方は「渡り」と同じで、少しずつ距離を伸ばしていきましょう。

猛禽類(タカ・フクロウ)の訓練方法【初心者向け】まとめ

  • 猛禽類の訓練は熟練者と一緒にやるのが望ましいです
  • 訓練に必要な道具をしっかりそろえ、それぞれどのように使うか把握しましょう
  • 訓練を行う場所、時間帯、周囲に気をつけて、人や鳥に危険が及ばないようにしてください

猛禽類の訓練は、インコを慣らすのとはまったく違います。

猛禽類の特性、習性を理解し、鳥のペースにあわせてじっくり訓練していきましょう。

訓練しながら、人も猛禽類との接し方を勉強できるはずです。

一緒に成長していきましょう。

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