インコにとっておもちゃはストレスや運動不足の解消、嘴の伸びすぎの防止、知的好奇心を満たすなどさまざまなことに役立ちます。
しかし、与え方、使い方を誤ると大変な事故になってしまう危険もあります。
今回は事故になりやすいインコのおもちゃを3種類紹介します。
インコはおもちゃで予想外の遊び方をする
インコは与えられたおもちゃで人が想像もしなかった遊び方をすることがあります。
たとえば、首にわっかのおもちゃをかけてみたり、鈴の部品を噛み切って口にいれて遊んだりすることなどが考えられます。
したがって、私たち飼い主が愛鳥におもちゃを与えるときは、想定外の遊び方でも事故が少ない形のものを与えなければいけません。
100%事故を防ぐことは困難ですが、事故が起こりやすい(過去に事故報告がある)おもちゃのタイプを把握しておくことが大切です。
その1:輪ゴムなどのわっか状のもの
輪ゴムや輪になったおもちゃは首に引っかかって窒息事故の原因になったり、足に撒きついて足が壊死する事故につながる可能性があり、実際に事故報告があります。
インコは全身が羽毛に覆われているため、実際の体格がわかりにくいですが、インコの体は飛ぶために体が軽量化されているため、実はとても細い体つきをしています。
そのためちょっとした輪状のおもちゃに簡単に絡まってしまうのです。
その2:電気コード類
人間からみると、電気コード類はおもちゃではありませんが、インコにとって電気コード類はくねくね曲がり、噛んだときの感触も不思議で面白いおもちゃに映ってしまいます。
そのため齧って遊んでいるうちに中の配線に触れて感電してしまう、という悲しい事故が起こってしまうのです。
特に保温に使うヒーターのコードを齧ってしまうこと、放鳥中にスマートフォンの電源ケーブルを齧ることで起こる事故が圧倒的に多いです。
ケージにヒーターのコードが入り込んでいないか、放鳥前に電源コード類を隠すようにしましょう。
その3:壊れかけたおもちゃ
あなたは愛鳥にあげたおもちゃをそのまま与えっぱなしにしていませんか。
おもちゃは遊ぶたび少しずつ痛んでいき、やがて壊れていきます。
壊れて小さなパーツが外れたりすることで誤飲したり、おもちゃの破片で怪我をするという事故が実際に報告されています。
おもちゃは与えっぱなしにせず、数日おきに壊れていないかをチェックしましょう。
小さなパーツが外れていたら速やかにパーツを回収して誤飲しないようにしてください。
壊れたおもちゃは修理せずに、新しいのを買ってあげましょう。
数百円~数千円のおもちゃを惜しんで愛鳥を危険な目にあわせるよりはずっと良いのです。
気持ちの整理がつかず、報告が遅くなりました。
今回、友人(@platina)のところへ里子に貰われて来た「くるる」に起きたことです。(詳しくは以前のツイで)
最初から経過も込みで報告させていただきたいとお思います。
文章が長い為、文章を画像にさせていただくことにしました。#オカメインコ pic.twitter.com/Zufv8RK3ZA— 影山猫美@名前戻しました (@nekomikageyama) 2018年2月17日
危ない!事故になりやすいインコのおもちゃ3種まとめ
いかがでしたでしょうか。
愛鳥が楽しく遊んでほしい、遊ぶ姿が見たいといろいろなおもちゃを与えてしまいがちです。
しかし、例え鳥用おもちゃであっても、使い方や劣化具合によっては危険になることもあります。
そのおもちゃが愛鳥の遊び方で危なくないか、与えたあとも定期的におもちゃをチェックすることを忘れてはいけません。
危険だと思ったおもちゃは、大事故につながる前に取り除くのも飼い主さんの管理責任なのです。

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