犬や猫に比べ、インコやハムスターといった小動物は一人暮らしでも飼育を始めやすいといわれています。
しかし、実際にインコをワンルームで飼育する際は、必ず守るべき3つの条件があり、守れないのであればご近所トラブルなどは避けられないでしょう。
今回はインコを一人暮らしのワンルームで飼育する3つの条件についてまとめました。
一人暮らしのワンルームアパートなどでインコを飼うには
一人暮らしのワンルームアパートなどでインコを飼うには主に3つの条件があります。
- ペット可物件であること
- 防音対策をしっかりすること
- 2泊以上留守にする場合の対策をとれること
ひとつでも守れないと周囲に迷惑をかけたり、インコの身が危険に晒されてしまう可能性があります。
それぞれどういうことなのか、順番に解説していきます。
1.ペット可物件であること
まずはペット可の物件であることが第一条件です。
ペット不可の物件において「インコは小さいからバレないだろう」「インコは猫と違って壁を傷めたりすることはしないから飼える」と安易に考えて飼育するのは大変危険です。
なぜならペット不可の物件には動物アレルギーや動物が苦手な人が入居している可能性が高いからです。
ペット不可だからこそ住む事にした人にとって、こっそりペットを飼育されることは契約違反にも等しいことになります。
そのまま住み続けると、大家から強制退去やペットの処分を求められるでしょう。
2.防音対策をしっかりすること
インコをワンルームで飼育する際は、犬や猫以上に防音対策をしっかりしなければいけません。
インコの声は広範囲に響き、コザクラインコなど、甲高い声を出す種類もいます。
防音対策なしのインコ飼育は、まず間違いなく近所迷惑になります。
アクリルケースや賃貸の壁にも使えるタイプの防音壁が売っていますので、防音対策をしっかりしましょう。
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3.2泊以上留守にする場合の対策をとれること
インコのお世話は朝のケージの掃除や朝夜の餌交換は毎日欠かすことができません。
インコは1日でも食事を抜くとあっという間に弱り、最悪の場合、落鳥してしまいます。
仕事や友人と遊びに行くなどで数時間家をあけることはあっても、丸一日以上家を空ける場合は、インコの飼育知識がある友人に預けるか、ペットホテルなどに預ける必要があります。
また、毎日帰宅してお世話ができたとしても、1日の大半を留守にするとなると、寂しい思いをさせてしまうことになり、ひとりぼっちのストレスから体調を崩してしまうかもしれません。
毎日のお世話や30分以上のスキンシップをとれない生活をする人は、インコの飼育はやめたほうが良いでしょう。
一暮らしのワンルームで飼育できるインコの種類
これまで紹介した対策をしっかり講じた上で、一人暮らしのワンルームで飼育できるインコは主にこれらの種類になります。
- 文鳥
- セキセイインコ
- オカメインコ
- アキクサインコ
鳴き声が比較的小さいことが第一条件なので、声量が大きい、雄たけびをあげる習性のある中型インコや大型インコの飼育は難しいでしょう。
飼育する羽数は多くても2羽にするようにしてください。
1羽の声が小さくても増えてしまうとそれなりの騒音になってしまいます。

インコを一人暮らしのワンルームで飼育する3つの条件まとめ
- インコを一人暮らしのワンルームで飼育するには条件があります。
- 「ペット可物件であること」「防音対策をすること」「2泊以上留守にしないこと」です。
- ペット可物件で飼育しやすいインコはオカメインコや文鳥、セキセイインコなどです。
- 一人暮らしで雛の飼育は難しいので、一人餌になった若鳥をお迎えしましょう。
ケージで飼育するインコは、一人暮らしのワンルームでも気軽に飼えそうなイメージですが、実際はきちんと下準備をしておく必要があります。
特に近所トラブルになりやすいのが鳴き声の問題なので、しっかり防音対策をしましょう。
そして何より大切なのはスキンシップの時間を毎日作ること、留守番の時間が多くなりがちな一人暮らしの飼育ですので、その分放鳥タイムを意識して作るようにしてください。
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