年末年始はクリスマスや正月など人間にとって色々なイベントが多く、他県への移動も活発になる時期です。
加えて、年末年始独特の雰囲気に人々は浮かれてしまい何かと事故が起こりやすい時期でもあります。
インコにまつわるトラブルも例外ではありません。
今回は年末年始に増加するインコのトラブルを事例別に紹介していきます。
年末年始のインコトラブル1:誤飲・誤食
クリスマスやお正月はいつもと違うご馳走がたくさん並びます。
人間もついつい浮かれてしまいますが、インコもそんな飼い主の様子をみて気分が高揚します。
テーブルに並んだご馳走をみて、いつもと違う光景についつい食事を食べてしまったり、クリスマスやお正月の飾りつけを口に入れてしまったり…といった事故が後をたちません。
「クリスマスを一緒に楽しもうと放鳥したらケーキのクリームをなめてしまった」
「クリスマスツリーの飾りつけを誤食してしまった」
「焼き鳥の串の先をいたずらして飲み込んでしまった」
ほんのちょっぴりであれば影響がでなかったり、排泄物に混じって外にでることもありますが、量が多かったり重症化したりすると中毒を起こしてしまう可能性もあります。
誤食したものが消化できず消化器官内に詰まってしまうことも珍しくありません。
年末年始のインコトラブル2:踏んでしまった
年末年始は家族だけでなく、親戚や友達など、多くの人が家を行きかいします。
インコに対してあまり知識がなかったり、接し方がわからないということも当然考えられるでしょう。
そんな人たちの中で放鳥したらどうなるでしょうか。
残念なことにインコの動きや行動パターンをよく知らない人はインコを踏んでしまう確率が非常に高いです。
「立ち上がった拍子にインコを踏んでしまった」
「確かめもせずにいきなり座ったらインコを踏んでしまった」
「ついて来ているのに気づかずドアを閉めてはさんでしまった」
インコは踏まれたらほぼ助かりません。
たとえ羽根の一部を踏んだとしても骨折する可能性が非常に高いのです。
久しぶりに会う親戚にインコをみせたい気持ちはわかりますが、やたらと放鳥してはいけません。
年末年始のインコトラブル3:フッ素ガス中毒
年末年始はクリスマスケーキをはじめ、普段とは違った料理を作ることは多い時期です。
そのため、オーブンやフライパンの使用によるフッ素ガス中毒でインコが落鳥する事故が増加します。
フッ素ガス中毒は極めて短時間でインコの命を奪う恐ろしい中毒です。
インコの近くで調理しない、キッチンにインコを連れて行かないなど徹底しましょう。
年末年始のインコトラブル4:火傷
インコにとって丸く膨らむやわらかいお餅は好奇心をかきたてる面白そうなおもちゃに映ります。
そのため、ついつついたり、飛び乗ったりして火傷をしてしまう、お餅が羽根についてとれなくなってしまったという事故が少ないながら報告されてます。
お餅とインコを並べて写真を撮るときは当然ながら熱していないお餅を使うようにしてください。
年末年始のインコトラブル5:逃がしてしまう
「親戚がインコのケージに躓いた拍子にインコが逃げてしまった」
「親戚がインコを勝手にケージから出して逃がしてしまった」
インコの扱いに慣れていない人がインコと接するときは、飼い主さんが必ず近くにいなければ高確率で何らかのトラブルになります。
特に多いのが逃がしてしまうことです。
手乗りインコは外にだしても飛んでいかないと思っている人も意外と多く、肩に乗せたまま外にでて逃がしてしまうという例も多いようです。
年末年始に増加するインコのトラブル!事例別に紹介!まとめ
- 年末年始は人々が浮かれるせいか、インコにまつわる事故やトラブルが増えます。
- 親戚の帰省などで普段インコに触れない人たちの前で放鳥するときは細心の注意を払ってください。
- 料理するときはキッチンにインコを近づけないように注意しましょう。
- 普段インコの扱いに慣れていない人がインコに接するときは必ず飼い主さんが注意して管理してください。
いかがでしたでしょうか。
年末年始は人々の浮ついた気持ちと、帰省によりインコに普段接していない人がインコと接する機会が増えるため、事故に繋がりやすくなります。
むしろ家族以外の人の前では放鳥しないくらいの気持ちで徹底した管理が必要です。
年末年始の浮かれがちな時期だからこそしっかりインコの管理をしてください。
年末、新年早々愛鳥を危険な目にあわさない為にも気持ちを引き締めてくださるようお願いします。
あなたと愛鳥が幸せな年末年始を迎え、素晴らしい1年を過ごせますように祈っております。
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