飼っているインコが太りすぎ(肥満)と診断されたとき、飼い主はどういった対策ができるのでしょうか。
食事制限や放鳥を増やすなど色々方法がありますが、一番大切なのは飼い主の意識改革なのかもしれません。
今回はインコの肥満の対策に飼い主ができること、見直すべき3つのポイントをお話します。
インコが肥満だと診断されたら
- 食事を見直す
- 運動を見直す
- 飼い主さんの考え方を見直す
愛鳥が肥満だと診断されたら、出来る限り速やかに生活習慣や飼育内容を見直さなければいけません。
インコにとって肥満は肝臓や内臓に重大な病気をもたらすほか、重すぎる体を支える足や骨格にも問題を引き起こす場合があります。
寿命も縮んでしまう傾向にあるので、時間をかけて適正体重にしていくことが望ましいでしょう。
食事を見直す
ダイエットでまず最初にやることは「食事を見直すこと」です。
ひまわりの種や麻の実といった脂肪分の高いシードをたくさんあげていませんか?
シード食の場合、あらかじめこれらの高脂肪シードが含まれています。
高脂肪シードはインコは大好きで食いつきが良くなるため、(フードメーカーにとって)リピーターにつながりやすいという効果があります。
太りすぎにならないよう、飼い主さんのほうであらかじめ取り除くなどして量を調整することをおすすめします。
こうすることで、どれだけのひまわりの種を食べているかなどを把握することができ、計画的なダイエットができるでしょう。
5粒→4粒→3粒と少しずつ減らしていきましょう。
運動を見直す
適切な食事管理のもとで飼育されているにも関わらず肥満と診断されてしまった場合、運動不足が原因である場合があります。
手乗りインコの場合は、毎日最低30分の放鳥タイムを作るようにしてください。
放鳥タイムは運動不足を解消しダイエット効果があるだけでなく、飼い主さんとの貴重なスキンシップの時間になります。
インコを飼う以上、放鳥はできる限り毎日2回1時間ずつ行いましょう。

飼い主さんの考え方を見直す
おやつをあげすぎていませんか?人の食べ物を与えてはいませんか?
おねだりされてついついあげてしまったり、喜ぶから、ちょっとだけとあげ続けていませんか。
おやつは嗜好性が高いため、ほしがるだけ与えていると肝心な主食を食べる量が減ってしまい、太ってしまうことにつながります。
また、
インコの肥満は飼い主さんの責任であるといっても過言ではありません。
インコの肥満の対策に飼い主ができること。見直す3つのポイント
- インコの肥満の原因は飼い主の飼育方法に何らかの問題があることがほとんどです
- 食事の脂質の割合を見直し、調整しましょう。
- 放鳥時間を増やして運動量を増やすことでダイエットすることができます。
- 人間の食べ物を与えない、おやつをあげすぎないなど飼い主さんの考え方を見直す
いかがでしたでしょうか。
愛鳥との生活で思い当たる部分はありませんでしたか。
人間の肥満は生活習慣病といわれているように、インコの肥満も同様といっても過言ではありません。
適正体重、食事(食事量・食事内容)、運動を見直してみてください。
インコのダイエットは毎日コツコツ続けていく必要があります。
そのため、継続できるよう飼い主さんの愛鳥への飼育に対する意識も変えていく必要があるでしょう。
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