インコを飼うと決めて何をしようか、どんな生活が待っているかと期待に胸を膨らます人も多いと思います。
しかしインコを迎え入れるということは「命を迎え入れる」ということです。
最低10年は一緒に生活するインコを飼う前に知ってほしいこと、持って欲しい心構えを3つ解説します。
インコの飼育は楽しい事ばかりではありません
インコとの生活は楽しく、毎日が発見と驚きの連続です。
しかし、楽しい事ばかりではありません。
毎日のお世話(えさやり、ケージの掃除)、定期的な健康診断、万が一のときの病院への通院など、インコを飼うことでやらなければいけないことが増えます。
特に毎日のお世話は飽きっぽい人には向きません。
インコは自分でえさをとったり掃除をしたりできません。
毎日のお世話が楽しくない、面倒くさいと考える人にはインコの飼育は不向きです。
インコの飼育にはお金がとてもかかる
インコと暮らすと想像以上にお金がかかります。
毎月の餌代に1000円~5000円はかかりますし、おもちゃも買わなければいけません。
病気になったら一回の通院に3000円前後、入院や検査、手術になると10万円以上の出費になることも珍しくありません。
また、インコは室温を適正に保たないとすぐに弱ってしまうため、夏場はクーラー、冬場はヒーターをそれぞれつけっぱなしに近い状態にしないといけないでしょう。
そうなると月の電気代は2万円を越えるかもしれません。
このように、インコの飼育にはとてもお金がかかるのです。
インコは言う事をきかない時期もある
インコは複雑かつ豊かな感情をもつ動物です。
常に人間に対して従順ではありません。
時には反抗的になったり、飼い主が遊びに誘っても気分が乗らないこともあります。
また、「換羽期」「反抗期(代表的な鳥はヨウムです)」には精神的にイライラして飼い主に噛み付いたりと、普段の愛らしさから「豹変した」と思うほど変わることがあります。
こういった愛鳥の感情の変化や気分の変化に柔軟に対応できますか。
可愛い愛鳥=何でも従順な鳥と考える人にはインコの飼育は向きません。
インコを飼う前に持ってほしい心構え。後悔しないための3か条まとめ
- インコの飼育は楽しい事ばかりではありません。苦労することも多いです。
- インコの飼育には餌代のほか病院代や電気代など意外とお金がかかります。
- インコは常に従順ではありません。換羽期や反抗期には豹変と思うくらい飼い主に攻撃的になることがあります。
いかがでしたか。
これからインコを飼う人に「インコは簡単に飼える」という印象を持ってほしくなくて書きました。
インコの飼育は簡単ではありません。お世話は毎日しなければいけませんし、いつも従順とは限りません。
楽しい事も大変なこともたくさんあります。
しつけに悩むこともあります。
しかし、それの何十倍、何百倍もの幸せを愛鳥は運んできてくれますよ。
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