「里親詐欺」とは大切に飼う気もないのに、動物を譲り受け、そのあと転売したり、最悪の場合虐待したりする詐欺のことです。
里子に出す人にとっては「幸せになってほしい」と願い、やむなく手放す気持ちを踏みにじられる行為といえます。
今回はインコの里親詐欺の特徴5つと、防衛するための対処法を解説します。
里親詐欺とは
「里親詐欺」とは動物を飼う気はないのに、動物を譲り受け、転売や虐待などを行ったりすることです。
逆に里親になろうとしている人から金銭を騙し取るケースもあります。
それぞれどういった詐欺なのか、実例を交えて紹介しますので確認しておきましょう。
譲り受けた側(里親側)が詐欺をするケース
- 転売していた。
- 里親の情報が嘘で譲ったあと消息不明。
- 虐待していた。
「大事にする」からと譲ったのに、すぐに第三者に転売し、金銭を得ていた。
インコを引き取った後連絡がなく、実は住所や氏名など全て嘘だったと判明し里親もインコも消息不明になった。
引き取った後虐待されていたことが判明した。
譲る側(里子側)が詐欺をするケース
- 多額の交通費の請求。
- 里親の情報が嘘で譲ったあと消息不明。
- 必要経費を支払ったのに動物が渡されない。
「この子が暮らすお家を見たいので、連れて行きます。交通費をご負担願えますか?」と言った取り決めをしている場合に、現実にはあり得ないほどの高額の交通費を請求される。
インコを引き取った後連絡がなく、実は住所や氏名など全て嘘だったと判明し里親もインコも消息不明になった。
交通費やそれまでの医療費など話し合いによって取り決めた必要経費の支払いを行ったのに動物が渡されない。
インコの里親詐欺の特徴
- 複数引き取りたがる。
- 過去にも里親になった経験がある(3回以上)。
- 住所を教えるのを嫌がる、待ち合わせ場所を自分から指定したがる。
- マンションやアパートに居住している。
- 身分証明の提出を拒む。
これらに当てはまる人=里親詐欺では必ずしもありませんが、用心・警戒をしておいたほうが良いのは間違いありません。
特にインコを引き取るのを急ぎたがる人や、話していてインコへの知識が浅い人は避けるべきだといえます。
インコの里親詐欺の対処法!里親被害にあわない方法
- 募集時は緊急性を隠す。
- 引渡し時は直接会う、2人以上でいく。
- 事前に里親の情報をネットで確認しておく。
近年インコの里親詐欺が増加しています。
動物好きや子供がいる家族を装って言葉巧みにあなたに近づき、引き取ったインコを転売する、無理な繁殖に使う、金銭を騙し取るなど大切に飼ってほしいという気持ちを踏みにじります。
そういった里親詐欺に遭わないようにするにはどうすればよいのでしょうか。
募集時は緊急性を隠す
「引き取り手を急いで探しています!」という緊急性の高い募集は、焦っている=募集主の判断力が鈍っていると判断されやすいです。
里親詐欺を狙う人は、こういう焦っている人をターゲットにする傾向があるという結果が報告されています。
引渡し時は直接会う、2人以上でいく
メッセージ上のやり取りで信頼出来ると思った相手でも、直接会って話すと、なんとなく行動や言動に違和感を感じるかもしれません。
また、万一のことがあっても2人だとできる対処も広がりますし、相手が里親詐欺だった場合、抑止力にもなります。
※実際に複数で引き渡しに行った際、その場で断られ里親詐欺を未然に防げた報告があります。
事前に里親の情報をネットで確認しておく
里親詐欺を過去に行った人の情報がインターネット上に流れている事があります。
譲渡を決定する前に、過去に問題を起こした相手ではないか、似ている人ではないか調べておく事で被害が避けられます。
注意喚起!インコの里親詐欺の特徴5つと対処法!
- インコを利益目的で引き取ろうとする里親詐欺が増えています。
- 里親詐欺にあわないために、お互いの情報をしっかり提供&調べることが大切です。
- 引取りを急いだり、複数希望する人は特に注意してください。
- 里親の希望者が過去に問題を起こしていないか、里親詐欺の情報を確認しましょう。
いかがでしたでしょうか。
里親詐欺の実例や特徴、対処法を紹介してきました。
この記事を通して里親詐欺の実態や、里親を探すときに注意するべきこと、里親詐欺への抑止力になればと思います。
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