世界には絶滅危惧種、いわゆる「レッドデータアニマル」が多数存在します。
生活環境の減少や、乱獲、自然環境との不適合など、その理由は様々です。
また、既に絶滅してしまった動物も多数います。
今回は鳥類の世界と日本の絶滅危惧種、絶滅してしまった種類をまとめました。
随時追加していきますので、こまめにチェックしてみてください。
絶滅危惧種
トキ(野生絶滅)
学名 | Nipponia nippon |
分類 | ペリカン目トキ科 |
かつては日本のどこでも見られる鳥でしたが、羽毛目的や食用で乱獲され、野生のトキは絶滅してしまいました。
今は中国からやってきたトキで繁殖が行われています。
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学名 | Ciconia boyciana |
分類 | コウノトリ目コウノトリ科 |
狩猟や農薬(正確には農薬で餌が減ってしまった)によって数が減り、2000羽~3000羽ほどしかいません。
日本で繁殖・周年生息する個体群は絶滅したと考えられており、今では人工繁殖による数の回復が試みられています。
ウズラ
学名 | Coturnix japonica |
分類 | キジ目キジ科ウズラ属 |
草地開発や河川敷の樹林化などで生息数が減少しています。
スーパーなどで卵が売られている鳥なので、絶滅危惧種のイメージがないので驚きですね。
エトピリカ
学名 | Fratercula cirrhata |
分類 | チドリ目・ウミスズメ科 |
北日本からカリフォルニア州までの北太平洋沿岸域に分布しています。
繁殖地の餌不足や魚網に捕まってしまうことで数が減少し、日本に限っては地域絶滅の危険があります(世界的にはそうでもありません)。
北方領土では繁殖コロニーが確認されています。
シマフクロウ
学名 | Bubo blakistoni |
分類 | フクロウ目フクロウ科シマフクロウ属 |
生息地の減少、ヒトと生息地の競合による交通事故などにより生息数は激減しています。
繁殖活動が試みられていますが、数は上昇傾向にありません。
ヨタカ
学名 | Caprimulgus indicus |
分類 | タカ目ヨタカ科ヨタカ属 |
平地から山地にかけての森林や草原などに生息しています。
開発などで生息地が減少し、絶滅危惧種になってしまいました。
オオワシ
学名 | Haliaeetus pelagicus |
分類 | タカ目タカ科 |
魚を主食とする大型の猛禽類です。
環境破壊による生息環境と餌の減少、狩猟された鹿などを銃弾ごと捕食した鉛中毒などで5000羽ほどにまで数が減ってしまいました。
イヌワシ
学名 | Aquila chrysaetos |
分類 | タカ目タカ科イヌワシ属 |
日本では1965年(昭和40年)に国の天然記念物に指定されました。
ヒツジの幼獣を捕食する害鳥としての側面があります。
アカモズ
学名 | Lanius cristatus |
分類 | スズメ目モズ科モズ属 |
捕らえた獲物を木の枝等に突き刺したりする「はやにえ」で有名な鳥です。
アホウドリ
学名 | Phoebastria albatrus |
分類 | ミズナギドリ目アホウドリ科アホウドリ属 |
人を恐れず、簡単に捕まったところから、その名前がついてしまった鳥です。
長崎県で古くから呼ばれているオキノタユウ(沖の太夫、沖にすむ大きくて美しい鳥)に改名しようとする動きがあります。
絶滅してしまった鳥類
ドードー
学名 | Raphus cucullatus |
分類 | ハト目ドードー科 |
絶滅した鳥として真っ先に思いつくのがこのドードーではないでしょうか。
翼はほとんどなく飛べない、警戒心が薄いという性質から、食用として乱獲され絶滅しました。
リョコウバト
学名 | passenger pigeon |
分類 | ハト目ハト科 |
鳥類史上最も多くの数がいたといわれていたありふれていた鳥でしたが、乱獲によって20世紀初頭に絶滅してしまいました。
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