鳥類のペットの代表「オウムとインコ」。
普段何気なく~オウム、~インコと呼んでいますが、詳しくはどのような違いがあるのでしょうか。
実は外見をはじめとしたさまざまな面で大きな違いがあります。
今回はオウムとインコの違いについて解説します。
オウムとインコの違い
オウムとインコは学術的な違いや基本的な性質での違いなど、多くの違いがあります。
この中でもわかりやすい以下の違いについて解説します。
- 外見の違い
- 体の大きさの違い
- 羽根の色の違い
- 知能の違い
- おしゃべりの違い
外見の違い
頭の上についた「冠羽(かんう)」と呼ばれる羽があるかないかでオウムかインコかを見分けることができます。
冠羽がある→オウム
冠羽がない→インコ
として区別されます。
一般的に、この区別が一番わかりやすく、一番知られている区別方法です。
【例外】
オカメインコやモモイロインコは頭の上に冠羽があるため、名前はインコですが、オウムとして分類されます。
同様にヨウムは冠羽がないため、インコとして扱われています。
体の大きさの違い
オウムは体長40~60cm程度と腕にのせるほどの大型の種類が多く、インコは指に乗せるような体長15~30cm程度の小型の種類が多いのが特徴です。
簡単に大きい鳥はオウム、小さい鳥はインコと区別しているペットショップもあります。
羽根の色の違い
オウムは単色~2色くらいの少ない色数で構成されている種類が多く、色も白や灰色、桃色などが多いです。
それに対してインコは細かく模様がはいっていたり、鮮やかな色合いの鳥が多い傾向にあります。
知能の違い
オウムの中には5歳児並の知能を持ち、裁判の証言台にもたったといわれるほど知能の高い鳥「ヨウム」をはじめ、知能が高い鳥が多いといわれています。
インコの知能に関してはまだ謎が多いですが、表現方法や研究が進んでいない昨今では、オウムのほうが知能が高いと判断されています。
※ヨウムの知能の高さを示すエピソードはこちらをチェックしてみてください。すごいです!
check!ヨウムの知能は5歳児並!アレックスの動画と最後の言葉は感動
おしゃべりの違い
一般的にオウムはおしゃべり上手なイメージがありますね。
実際はおしゃべりに関してはインコの方が上手な鳥が多いといわれています。
性別や種類によっても異なりますが、「セキセイインコ」「九官鳥」「ヨウム」「ウロコインコ」が特におしゃべりが上手く、人の声色まで真似ることができます。
一方「オカメインコ」「コザクラインコ」はおしゃべりより電話の音や家電の音など電子音をまねるほうが上手です。
オウムとインコの違い。おしゃべりや知能など比較!まとめ
- オウムとインコは似ているようで大きな違いがあります。
- 冠羽の有無、大きさ、おしゃべり能力などの違いで判別されます。
オウムとインコは一見同じようにみえますが、比較するとさまざまな違いがあります。
どちらもすばらしい魅力がある生き物で、どちらが優れている、劣っているということはありません。
お迎えするときは違いや性質をよく理解し、一生に責任をもてるかよく話し合いましょう。
コメント