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フクロウの飼育は難しい?許可は?飼育のデメリットまとめ

この記事は約4分で読めます。

フクロウカフェなどの普及により、実際にフクロウを飼ってみたい!という人が増えてきました。

フクロウの飼育は難しい?許可は?飼育のデメリットまとめ

実際にフクロウを飼うとなると、どういった準備が必要なのでしょうか。

野生の鳥なので許可の届けを出す必要があるのか、飼育する前に知っておくべきデメリットをまとめました。

フクロウの飼育には許可が必要?

フクロウの飼育は難しい?許可は?飼育のデメリットまとめ
ペット店で販売されているフクロウを飼う場合、許可をとる必要はありません。

飼育前の知識をいれておくこと、飼育環境や飼育用具、飼育費用を準備しておくことは大前提です。

しかし、野鳥のフクロウを捕まえて飼育する、たとえば怪我していたフクロウを保護してそのまま飼育するといった場合は、地元の自治体に許可を得る必要があります。

まとめると、「ペット用として販売されているフクロウは許可は不要、保護など野鳥から飼育する場合は許可が必要」となります。

※こちらでより詳しく書いていますので、参考にしてみてください。
あわせて読みたいフクロウを飼うのに資格は必要?飼育許可は?疑問点まとめ

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フクロウを飼育する際のデメリット

フクロウの飼育は難しい?許可は?飼育のデメリットまとめ

フクロウは野鳥であり、インコやオウム(一部除く)のように、ペットとして品種改良、ブリーディングされている鳥を飼育するのとはまったく違います。

インコやオウムより懐きにくく、ヒナから飼育してもなつくには根気が必要です。

フクロウを飼育する際に問題になりやすいデメリットを挙げます。

  • 懐きにくい
  • 餌を与えるのが大変
  • 掃除が大変
  • 腕が傷だらけ
  • 広大な飼育環境が必要
  • 不調がわかりにくい

懐きにくい

個体差もありますが、野生味が強いフクロウは、インコやオウムに比べなつきにくいといわれています。

ヒナから育てても、毎日コミュニケーションをとっても、懐きにくいタイプは懐くまでに相当な時間がかかります。

飼い主に慣れるまで、早くても数ヶ月、普通に年単位かかることを頭に入れておく必要があります。

餌を与えるのが大変

フクロウは肉食なので主な餌はネズミ、ヒヨコ、ウズラを与えます。副食に昆虫など。

これらは冷凍されたものが、フクロウ用の餌として売っていますが、解凍してさばいて与えなければいけません。

スーパーに売っている鶏肉などは、骨や内臓がないため、栄養バランスが偏る原因になります。

餌はマウスやヒヨコなどを刻んで丸ごと与える、これを毎日する必要があります。

掃除が大変

フクロウの羽や体からでる粉(フケのようなもの)は実はかなりの量です。

掃除をしないとあっという間に不衛生になってしまいます。

空気清浄機を併用して毎日ケージやケージ周りを掃除する必要があります。

月に1回はケージを熱湯消毒するのも必要です。

ストレスや病気にあまり強くないので、衛生面は気をつける必要があります。

腕が傷だらけ

フクロウは爪が鋭く、くちばしもとがっているので、普通に手に乗せている(専用の皮手袋が必須)だけでも腕は傷だらけになります。

特に夏場は半そでになれないくらい、細かい傷がついてしまうことがあります。

皮手袋や、厚手の長袖を準備して怪我をしないようにして接する必要があります。

広大な飼育環境が必要

フクロウの飼育は難しい?許可は?飼育のデメリットまとめ

フクロウを飼育するには、羽根を広げて歩けるくらいの広さのケージが必要です。

またストレスにならないように、部屋に放鳥することも必要です(1日最低1時間ほど)。

放し飼いは、フンの散らばりや衛生面、万が一の外への飛び出し、ドアにはさんだ、毛布にもぐっているところを踏んでしまったなどの不慮の事故を考えるとやらないほうが無難です。

不調がわかりにくい

鳥は不調を隠す生き物です。

捕食される側に回ることが多く、野生下で不調を表面に出すと、外敵から捕食される可能性が高まります。

捕食する側の鳥であるフクロウも、実は例外ではありません。

不調を隠します。

毎日のお世話の中で「いつもと様子が違う」「なんか違和感を感じる」「疲れてるのかな?」といった些細な変化を絶対に見逃してはいけません。

飼い主さんが気づく=表面化している=隠せないほど調子が悪い可能性が高いからです。

様子見を絶対にせず、病院に連れて行きましょう。

こちらに不調に気づくためのサインをまとめましたので、あわせてチェックしてください。
●フクロウの元気がない、食欲不振の原因と対処法

フクロウの飼育は難しい?許可は?飼育のデメリットまとめ

  • ペット用のフクロウの飼育には許可は不要ですが、野生個体の飼育は許可が必要です。
  • 基本的にフクロウは懐きにくく、懐くのに相当な時間と根気が必要です。
  • 餌の与え方やケージの広さの問題、掃除の問題など、フクロウ飼育にはデメリットが多いです。

フクロウの飼育はインコやオウムの飼育と似ているようで全く異なります。

フクロウ優先の生活ができるか、その生活を続けられるかを何度も検討したうえで、お迎えしてあげてください。

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