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モモイロインコの飼い方と特徴、注意点。おしゃべりなど。

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モモイロインコは鮮やかなピンク色とトサカが特徴的な、古くから人気のある大型鳥です。

モモイロインコの飼い方と特徴、注意点。おしゃべりなど。

飼いにくい傾向にあるオウムの中で、特に丈夫で初心者さんにも比較的飼いやすい鳥という点も人気のひとつです。

しかし、大型鳥ですので、お迎えする前に注意点をしり、対策をしないと飼育できません。

今回はモモイロインコの飼い方と特徴、注意点、おしゃべりについて紹介します。

基本情報

モモイロインコの飼い方と特徴、注意点。おしゃべりなど。

原産国オーストラリア
寿命40年~45年
お迎え平均価格350.000円~400.000円(上昇傾向)
大きさ約35.0cm~40.0cm

モモイロインコは全身がピンク色で、みているだけでわくわくするかわいらしいインコです。

原産国のオーストラリアでは日本で言うカラスくらいどこにでもいる鳥です。びっくりですね。

性格は陽気で人間大好き、ケージの中から周囲の人を追いかけるくらい人に対して興味を示します。

積極的にコミュニケーションを求めてくるので、モモイロインコとの時間をたっぷりとれる人におすすめです。

逆に一人の時間が長いと呼び鳴きや毛引きなどの問題行動につながる場合があるので注意しましょう。
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噛み癖はあまりでない傾向にありますが、噛まれた時の飼い主さんの反応などで、噛む事が習慣化する場合があります。

大型鳥ですので、噛む力は強いです。早めにしつけをしましょう。

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飼い方と注意点

モモイロインコの飼い方と特徴、注意点。おしゃべりなど。

モモイロインコは比較的大人しいといわれてますが、大型鳥なので防音設備は必須です。

十分に運動できる環境、健康的な食生活を常に提供できるように努力しましょう。

飼い方のポイントを個別に解説します。

  • ケージ選び
  • 餌選び
  • 放鳥(運動)
  • 健康管理
  • 防音設備

用のケージ選び

止まり木が2本設置でき、止まり木から止まり木に飛び移れる広さのケージが必須です。

力が強いので、大型鳥専用のケージを必ず選びましょう。

鍵は壊れていないかを時折チェックして、脱走などに注意しましょう。

また、知能が高いため、カギの使い方を学習する場合があります。

ナスカンなどで外側からケージの扉をロックしておくことをおすすめします。

餌について

野生のモモイロインコは果物や木の実などを食べて生活しています。

ペットとして飼育するときには専用に売られているフードが何種類かありますので、いくつか試してみて愛鳥にあったフードを使いましょう。

ここで注意点として、インコが食べなれたフードを数種類作っておくということです。

フードを一種類に絞ると万が一のメーカーの生産中止などの時に食べられるフードがなくなってしまいます。

食べられるフードを最低3種類は用意しておきましょう。

放鳥(運動)について

モモイロインコは飼い主とのスキンシップを強く求めます。

1日最低1時間は放鳥し、一緒に遊んであげましょう。

羽ばたくことで翼や足の筋肉を使う機会が増えるため、健康維持の側面でも放鳥は非常に大切です。

放鳥時間中のコミュニケーションはもちろん、放鳥時間以外もケージの外から声をかけたり、ケージ越しに撫でてあげたりしましょう。

本を読みながら、TVをみながらといった「ながら放鳥」はインコが寂しい思いをするだけでなく、目を離すことによる事故の可能性の上でもおすすめできません。

健康管理

モモイロインコは丈夫で、体調を崩すことはあまりありませんが、温度管理が適当だと風邪を引いたり熱射病になったりしてしまいます。

お迎え時の健康診断の後は半年に1回の健康診断を欠かさず受けるようにしましょう。

鳥は病気や不調を隠す習性があります。

表面化しはじめたときは具合がとても悪くなっている場合が多いです。

少しでもいつもと違う、羽根を膨らませてうずくまっている、餌の減りが悪くなった(食欲が落ちた)、体重が減ったということがあれば、様子見を決してせずに獣医の診断を仰ぎましょう。

モモイロインコは肥満になりやすいインコなので、ひまわりの種などの高脂肪食品は控えめに、低脂肪フードを多めに用いるようにしましょう。

これだけは抑えたい!防音設備

モモイロインコは大型インコの中では雄たけびも少なく、比較的大人しい部類です。

でもこれはあくまで「大型インコの中では」です。

小型~中型インコと比べると、この動画のようにかなり大きな声で鳴きます。

しかも声量があり響くので、集合住宅での飼育の場合は、防音対策は必須です。

一軒家でも周囲の環境によっては防音対策をしていたほうが良いでしょう。

防音アクリルケースがあると防音だけでなく、防塵対策になり便利です。
>>アクリルバードケージ(オウム専用)

お迎えする前に考えてほしいこと

モモイロインコの飼い方と特徴、注意点。おしゃべりなど。

モモイロインコをお迎えする前に、今一度下記のことをしっかり考えてみてください。

「かわいいから」「興味があるから」だけでは絶対に飼えません、飼ってはいけません。

・40年以上の寿命です。ずっと飼い続けられますか(万一の飼育委託先を決めてますか)。

・飼育費用、医療費用は年間数十万かかる場合があります。

・犬に比べて人に慣れる、しつけには時間がかかります。

・飼育に家族全員の賛成と協力(大切!)を得られるか。

・2泊以上の外泊や旅行が難しくなります。

・その他、必要なときにきちんとモモイロインコを優先してあげられますか。

お迎えしてから「こんなはずではなかった」となってしまうと、人も鳥も不幸です。

人に慣れた鳥は、人がいないと生きていけません。

長寿命なので、一生のお付き合いになります。

勢いやなんとなく、ノリで飼育しては絶対にいけません。

今一度お迎え前に家族でしっかり話し合ってください。

まとめ

  • モモイロインコは陽気で人間が大好きな鳥です。
  • 大型インコの中では比較的大人しいですが、それでも小鳥よりは声が大きいため、集合住宅では防音対策は必須です。
  • 大型鳥は長命、高費用がかかります。一生お世話ができるかよくよく話し合いましょう。

モモイロインコは美しい羽色を持ち、陽気で遊び好き、そばにいる人を幸せにしてくれる優しい鳥です。

しかし大型鳥ですから、飼育には相当な覚悟と費用が必要です。

それが飼育している間長期間続きます。

それらをクリアしているのであれば、一生の楽しいパートナーになってくれるのは間違いありません。

モモイロインコと楽しいインコライフをはじめてみませんか。

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