セキセイインコは手乗りインコの原点とも言われるコンパニオンバードです。
色の豊富さ、人なつこさ、かわいらしさなど魅力をあげればキリがありません。
比較的丈夫で飼育しやすいですが、雛のうちは弱い面があり、絶対抑えてほしいポイントがあります。
今回はセキセイインコの雛の飼い方と注意点について紹介します。
セキセイインコの雛の飼育ポイント
セキセイインコの飼育ポイントとして、
・雛選びをしっかりする。
・保温に気をつける。
・餌の作り方と与え方
・かまい過ぎないこと
が重要です。
どれが欠けても雛の飼育は失敗してしまうことがあります。
それぞれ解説をしていきます。
雛選びをしっかりする
セキセイインコの雛は思っている以上に弱く、病気になりやすいです。
ショップにいる時点で何らかの病気にかかっていることも少なくありません。
生後1ヶ月~2ヶ月の雛を選ぶときは下記のような雛を選びましょう。
- 丸々太っている(おしりがどっしりしている)。
- 人に興味があるそぶりをみせる(人を目で追う、指先を追いかける)。
- 羽根が生えそろっている、不自然な脱毛がない。
- おしりや口周りが汚れていない。
- 目やにがでていない。
特にセキセイインコは大量にショップに入ることが多く、個々の健康状態にばらつきがあることが多いです。
一羽ずつみせてもらい、納得できる雛を選びましょう。
保温に気をつける
インコを生かすポイントは保温にあるといっても過言ではありません。
最初元気な雛でも、保温管理が悪いとあっという間に食欲が落ちて病気になったりします。
雛がすごしやすい温度を把握し、常に保っておく必要があります。
生後1年未満のセキセイインコの雛の適温は25~30℃といわれています。
夏場は暑いからと冷房の直風を当てては絶対にいけません。
冬場も同様です。
冷暖房の風は一度壁にあてて部屋を循環させるようにするのが大切です。
セキセイインコの雛の餌の作り方と与え方
雛に与える餌は毎回新しく作るようにしましょう。
作りおいた餌は変質、腐敗しやすいため絶対に与えてはいけません。
【餌の作り方】
アワ玉とパウダーフードをぬるま湯に溶かして混ぜ合わせます(人肌程度)。
このとき、パウダーフードは良く溶かすのがポイントです。
溶けが悪いと雛の体内で固まって流れなくなったりします。
溶かすぬるま湯の量は、フードがさらさら流れるくらいです。
あまり濃度が高いと詰まりやすくなり危険です。
生後2週間~から3週間の雛は、1日6~7回、2‐3時間おきに与えましょう。
成長するにつれ様子を見ながら、回数を徐々に減らしながら、乾いた餌を床に撒いて食べるようにうながしていきます。
1回の量は満腹になって食べなくなるまででOKです。
飲み水の与え方は、挿し餌中は挿し餌の水分で十分補えます。

セキセイインコの雛を扱う時の注意点
セキセイインコの雛を扱う時の注意点は、かまいすぎないことです。
雛は自分の体力の限界を知りません。
遊んであげたら遊んであげただけ遊びます。
これは体力を落としてしまうことにつながるため、実は危険です。
雛と遊ぶのは餌やりのときの10分程度にとどめましょう。
それ以外はゆっくり寝かせてあげてください。
雛に一番大切な「食事」「睡眠」をたっぷりとってあげてください。
いつもと様子が違うと思ったら、経過観察をせずにすぐ病院に連れて行ってください。

セキセイインコの雛の飼い方と注意点 これだけは抑えましょう!まとめ
- セキセイインコの雛を選ぶときは元気があり、羽根がそろってがっしりしてる子を選びましょう。
- 保温をしっかり行い、冷暖房の直風にあてることがないようにしましょう。
- 餌は作り置きは厳禁です。
- 雛のうちはかまいすぎず、食事と睡眠を最優先にしましょう。
セキセイインコは丈夫で飼いやすいといわれていますが、「簡単に飼える動物はいない」と肝に銘じておきましょう。
どんなインコも保温、餌の管理、日常のお世話が必要です。
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