初めて小鳥を飼う人によくおすすめされるポピュラーなコンパニオンバードはセキセイインコです。
多種多様な羽色のバリエーションと、人懐こい性格、コンパニオンバードの原点とも言われるインコです。
しかし、簡単に飼育できそうに見えて、実は長生きさせるのが難しいインコとも言われています。
今回はセキセイインコを上手に飼うための3つのポイントを解説します。
失敗しないセキセイインコ飼育のポイント!
セキセイインコの飼育には、小型インコ用のケージを用意し、えさ入れ、水入れ、止まり木、おもちゃを3~4種類準備しましょう。
手乗りインコの場合は毎日最低30分の放鳥が必要です。
飛び回ることで、運動量の確保にもなりますので、毎日放鳥時間を作りましょう。
失敗しないセキセイインコの飼育ポイントは3つあります。
このポイントを押さえることで、丈夫で健康なセキセイインコを育てられるでしょう。
- 雛選びに時間をかける
- 食生活をしっかり管理する
- 冬場の保温と気温管理
それぞれ解説していきます。
1:雛選びに時間をかける
最初にして一番大切なポイントがお迎えするときです。
この雛選びが非常に大切です。
痩せすぎてないか、人に興味があるか、おしりや口周りが汚れていないか、羽毛は揃っているかを確認しましょう。
また、同時にショップの雰囲気も大切です。
ペット臭が凄かったり、餌や水が汚い不衛生なショップでのお迎えは、お目当てのインコが健康そうでも避けましょう。
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また、お迎え時期は気温が安定している、春先(4月~)、秋前(9月~)がベストです。
2:食生活をしっかり管理する
インコの餌はホームセンターなどで売っている餌で十分ですが、それだけではビタミンなどが不十分です。
小松菜、豆苗(とうみょう)、ブロッコリーなどの青野菜に加え、2~3日に1回くらいの割合で水か餌にビタミンサプリを少々入れると調子よく過ごせます。
特に、換羽(羽根が生え変わる)時期は栄養とエネルギーを特に使います。
各種ビタミンをしっかり採っておきましょう。
餌は朝1回全交換、夕方に食べた量だけ補充し、水は朝と夜の2回全交換しましょう。
また、食べてはいけないものも知っておく必要があります。人用に味付けされた食べ物はインコに絶対あげてはいけません。

3:冬場の保温と気温管理
インコの保温は、その命を左右するほど大切なものです。
保温を怠ったばかりに、一晩で体調を崩し落鳥することも珍しくありません。
特に冬場の室温管理はしっかりしておきましょう。
目安として、
生後1年未満:25~30℃
1~6歳の成鳥:20~25℃
7歳以上の老鳥:25~30℃
病鳥:30℃
での温度管理がベストです。
冬のケージカバーはセキセイインコの命綱です。絶対にかけ忘れないようにしましょう。
セキセイインコが気をつける病気
セキセイインコは体調を崩しやすく、一旦体調を崩すと建て直しが難しいところがあります。
毎日のお世話の中で、不調や違和感などの早期発見、早期治療につとめましょう。
- 風邪
- 怪我、骨折、やけど
- BFD
- 雛選び、食生活、保温、これらをしっかりおさえた飼育がセキセイインコの長生き飼育には必要です。
- 専用フードだけでなく、野菜やビタミンをバランスよく与えましょう。
- 放鳥タイムを毎日しっかり作り、コミュニケーションと運動を確保しましょう。
気温が急に下がったり、夜寝る時にケージにカバーをかけていないと、冷気で風邪をひくことがあります。
手乗りセキセイインコは人のそばにずっとついて回るのが好きです。
しかし、それが元でうっかり踏んでしまった、肩にいるのに気づかず台所に行き、お湯に突っ込んでしまった、そういった事故が後を絶ちません。

PBFDに似たウイルス性の羽毛疾患です。PBFDと違い、成鳥の生存率が若干ありますが、幼鳥でBFDに感染すると危険です。

失敗しないセキセイインコの飼い方、雛選びの3つのポイント!まとめ
雛選び、食生活、保温、健康管理。
これらの基本をしっかりすれば、セキセイインコは「長生き」に育ちます。
ですが何より大切なのは、飼い主さんとの濃密な時間なのは言うまでもありません。
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