インコをケージから出し部屋を自由にとばせるのを「放鳥」と呼びます。
放鳥はインコにとって運動やストレス発散に必要不可欠で、飼い主さんとのふれあいの時間でもあります。
しかし、ほんのわずかのミスで大変なことになる場合があります。
今回は放鳥のポイントと戻らない時の対処法、注意点をまとめてみました。
インコに放鳥が必要な理由
インコは飛ぶことによって、健康を維持し、運動不足とストレスを解消する側面があります。
放鳥はとても大切なことです。
健康のためにも、1日30分~1時間は放鳥時間を設けてあげましょう。
ストレスがたまると毛引きや呼び鳴きなどの問題行動や、体調を崩してしまうなどの不調の原因になります。
放鳥時の注意点
まず放鳥をする前にこれらのことを見直し、徹底しましょう。
・家中の戸締まりをする
・家族に放鳥を始めることを伝える。
・窓にはカーテンを引く。
・ながら放鳥はやらない。
どれも飼い主さんができることで、難しいことではありません。
これらを毎回きちんとすることで、万が一の事故はグッと軽減されます。
詳細に解説していきます。
家中の戸締りをする
戸締まりによって、不意の脱走を防ぎましょう。
外にでたインコはパニックで方角を見失い、風にのってどんどん遠いところにいってしまいます。
インコは自力で家に戻ることはほぼありません。
家族に放鳥を始めることを伝える
放鳥前に家族に知らせることで不慮の事故を防ぎます。
放鳥中に、放鳥を知らない家族が部屋にはいり、うっかり踏んでしまうということもあります。
踏まれたインコはもちろん、踏んでしまった人にも大きな傷を残すことになります。
家族全員が放鳥を認識しているときに放鳥しましょう。
※詳しくはこちらもご覧ください。
■インコを踏んでしまった、踏んだ時に行う対処法と予防方法!
窓にはカーテンを引く
鳥はガラスの区別がつきません。
都会で野生のカラスがミラービルに激突する事故が多いのは、ガラスの区別がつかないためです。
同じことがインコにも起こり得ます。
窓にカーテンを引くことで窓への激突事故が防げます。
同じようにガラステーブルも、鳥にとっては区別がつきません。
隠したり、布などで覆って、鳥にわかるようにしておきましょう。
その他、人間にはなんでもなくても、インコにとっては危険なものが沢山あります。
予め取り除いておくのが望ましいでしょう。
インコにとっての危険物質についてはこちらも合わせて読んでみてください↓
■知っておきましょう!インコにとって有害物質まとめ
ながら放鳥はやらない
放鳥はインコにとっては、飼い主と遊ぶ大切な時間。
できるだけインコと、ふれあう時間をとってあげましょう。
また、本を読みながら、テレビをみながらといった、「ながら放鳥」は大変危険です。
何かをしながらの放鳥や、その場にいなかったりだと不意の事故が起こる可能性があります。
ながら放鳥になるくらいなら放鳥せず、もっとゆとりがある時間に放鳥した方が安全面でも有効です。
インコをケージに戻す方法
放鳥が終わってケージに戻す時、なかなか戻ってくれないという事は多いものです。
特に若鳥はいつまでも遊びたい盛り。
ケージに戻ってもらうのに手間取るでしょう。
そういったときは特別なオヤツをケージに戻してすぐあげるか、手を添えた時に乗ってくる練習を予めしておくのが良いでしょう。
インコを掴んで無理矢理戻すなど、絶対にしてはいけません。
信頼関係が崩れる原因になります。
放鳥のポイントと注意点まとめ
- 放鳥は、愛鳥の健康のためにも欠かせない大切なものです。
- 放鳥前に戸締りをして、家族に周知させるようにしましょう。
- インコにはガラスの区別がつきません。他にも危険なものは必ず放鳥前に撤去しましょう。
放鳥は、愛鳥と接するとても大切な時間。
愛鳥にとっても、大好きな飼い主とふれあえる時間です。
できるだけ放鳥時間を作ってかけがえのない思い出を作って欲しいです。
コメント
コザクラインコの母です
今は2羽います~一人一人の性格が全く違ってどうしても甘えてくる子を可愛がってしまいます…
同じように可愛がりたいんですけどね~